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ソウ ザ・ファイナル 3D (2010)

SAW 3D

監督
ケヴィン・グルタート
  • みたいムービー 134
  • みたログ 1,197

3.15 / 評価:570件

最高に最低だった!

  • yam***** さん
  • 2019年5月21日 23時20分
  • 閲覧数 994
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

もはやゲームにおけるジグソウのポリシーは皆無。
3で生存クリアのゲームを作らないアマンダを、彼女自身を標的にしたゲームを行ってまで正そうとしたジョンの信念はどこへ行ったのか。
おい、ホフマン。
お前口が裂けて完全にどうかしちゃったな。
冒頭から三角関係の男女を裁くゲームってなんだよ。百歩譲って男2人を手玉に取っていた女性をゲームにかけるだけならまだしも(それも意味わからんが)、騙されてた男2人を死ぬような目に合わせることないだろ。かわいそうなだけだろ。その状況で生き残っても生きることに価値は見いだせないだろ。

アマンダといい、ホフマンといい、ホフマン殺害を失敗してからずっと警察にかくまってもらうだけのジルといい、ジョンは本当に人を育てる才能がない。後継者育成は完全に失敗だ。
最後に出てきたすっかり太ってアゴ肉がたぷついてしまったゴードン先生も、せめてホフマンに今作を通してゲームを仕掛けて欲しかった。
この終わり方、ただ拉致監禁してるだけじゃないか先生よ。扉閉めてゲームオーバー言いたかっただけだろ先生よ。

SAWの最大の魅力はやはりトビン・ベル演じる初代ジグソウだった。
1では業務として余命宣告した医者を罠にかける困った逆恨みおじいちゃんだったが、2では歪んだ価値観と性格の悪さで「ああ、こんなヤバめな爺さんたまにいるよな」と思わせる生々しい凄みを身につけていた。
その独りよがりな執念は、残酷な殺戮ゲームをメインとするSAWシリーズにかろうじて生と死の価値という普遍的なテーマ性を匂わせていた。
ジョンの死後のシリーズはどんどんそうしたポリシーやテーマ性がなくなっていき、絶対死ぬようなゲームでいかにとち狂った殺し方を観客に観てもらうかということしか魅力がなくなる。
いわばストーリー付きのスナッフムービーだ。クリア不可能なクソゲーである。
ジョンは不治の病設定がなければきっといつか、スリラー映画界を代表する殺戮トラップ仕掛け人としてジェイソンやフレディと戦う機会も訪れたはずだ。
それくらいキャラクターとしての魅力があった。本当に惜しい悪役を無くしたものである。

自分の後継者たちが自分の意思に反するゲームを乱発し、あまつさえ後継者同士でゲーム関係なく殺し合っているしょうもない顛末をジョンが見たらどう思ったろうか。
3のラストでジェフは「あんたを許す」といってジョンの喉を切り裂いて殺した。
4以降の無駄に延命されてどんどん中身のなくなっていくシリーズを振り返れば、あそこで退場することはなるほど、許しによる救済に違いない。
自らの死によって、稀代の殺人鬼は自分の弟子たちが自分の仕事の成果を貶めていく光景を見ずに済んだのだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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