2010年9月11日公開

ジャーロ

GIALLO

922010年9月11日公開
ジャーロ
2.7

/ 55

9%
9%
38%
33%
11%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

北イタリアの都市トリノで、外国人美女ばかりを狙った誘拐殺人事件が発生。犯人は改造タクシーを用い、拉致した美女たちの肌を刃物で刻んでいた。そんな中、モデルのセリーヌ(エルサ・パタキ)が新たな標的となり、姉のリンダ(エマニュエル・セニエ)は猟奇殺人専門のエンツォ警部(エイドリアン・ブロディ)を訪ねる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(35件)

不気味22.0%恐怖22.0%絶望的15.0%パニック5.0%不思議5.0%

  • oce********

    2.0

    恐怖減退

    これがダリオ・アルジェント作品かと。 過去作の恐怖を知っているだけに、ずいぶんと衰えたという印象。 女性をさらって切り刻む殺人鬼に対し、妹を誘拐されたリンダはエンツォ警部に捜査を依頼する。 犯人が顔を出さない意味もなければ、エイドリアン・ブロディの意味ありげだった過去も時間の埋め合わせとしか思えない。 残酷シーンは多少あるぐらいで、ラストの中途半端さはなんだったのやら。 これを見るぐらいなら初期のアルジェント作品を見たほうがよほど怖い。

  • fg9********

    2.0

    殺人鬼も今一、間が抜けている

     …『サスペリア』のダリオ・アルジェント監督の2009年の作品で、主演はここのところ冴えない役が多いエイドリアン・ブロディだ。  …あらすじは、解説のとおり。  警部の少年期の過去がフラッシュバックのように流れて、ついにはその実体が明かされるが、明らかに殺人を犯したのに、その警部の上司が黙認したなんてあってはならないことだ。  殺人鬼も今一、間が抜けているように感じてしまった。

  • hir********

    5.0

    アルジェント御大ですら・・・・

    ダリオ・アルジェント、最新作「ジャーロ」。 やっと鑑賞するに到った。 正直に個人的な感想を言おう。 この映画は、傑作である。 1969年、「歓びの毒牙」で自らイタリアン・ジャーロというジャンルを確立した アルジェント自身が、40年という歳月を経て、撮った渾身の一作である。 その名も「ジャーロ」 アカデミー役者のエイドリアン・ブロディ。 そして、「フランティック」のエマニュエル・セニェ。 アルジェントが、いかに「ポランスキー」を意識しているかが解る配役だ。 ちなみに、アルジェントは、最強恐怖映画として、 ポランスキーの「テナント」を、挙げている・・・・・正しい・・・・ ジャーロとは、「黄色」という意味を表す。 日本人、黄胆、・・・・解りやすいアイコンを入れながら、 過去のジャーロ映画に対する「気配り」も忘れていない。 例えばだ。 バーバの「モデル連続殺人」や、ラドーの「死んでいるのは誰?」 ウンベルト・レンツィの「震える白い肌」あたりの、ジャーロ映画を観てない人には、 この映画の出だし30分は、全くもって、意味不明に感じるだろう。 ダリオ・アルジェント御大の一番の哀しさは、「ホラー監督」と勘違いされた事にある。 アルジェント作品とは、 実は80%以上が、純粋な「ジャーロ」映画であったりする。 綺麗なお姉ちゃん、殺人、バイオレンス・・・これに「仰天」のオチをつけたのが、 アルジェントのジャーロ映画だ。 「歓びの毒牙」に始まり、「サスペリア2」で、それは頂点に達する。 日本で大ヒットしたのが、「サスペリア」だったのも、誤解の始まりだった。 映画「サスペリア」こそ、アルジェントの作品群の中では「異端」なのだから・・・・ しかし・・・アルジェントの「孤高」ぶりには、驚いた。 映画「ジャーロ」は、もう、一つの「境地」と化している。 近年、高齢化したホラー監督達の、作品を観るにつけ思うのは、 彼等は、もう「コケオドシ」とか「残酷描写」なんてものには、 全く興味を示してはいない・・・・それを、ハッキリ打ち出してる点も素晴らしい。 つまり・・・・媚びてないのだ。 ガキどもや、時代なんてモノに媚びてはいない。 自分が今、本当に「恐怖」と感じるものを、正直に描いている。 歳をとれば、理解できる事だが、「死」は怖い対象ではなくなる。 むしろ、「老い」や「生きながらえる」ことが、恐怖に思えてくる。 アルジェントにとっての、永遠の恐怖テーマは、 「自分の中の見知らぬ自分」である。 それが、発動するからこそ、物語は「破綻」「破壊」をくり返す。 だが、アルジェントにとっては、何一つ「破綻」など、してはいない。 アルジェント映画は、「ストーリー」で魅せる映画ではない。 自ら「ジャーロ」と映画に銘打った御大の気持ちを考えると、複雑である。 映画を撮り続けて半世紀になるベテランの、「孤高の映画」が、 この広い東京の中の1館でしか、上映されない現実。 そして、上映されても、ただの「珍作」扱いになる無理解と、無知識・・・ くだらない底の浅い映画ばかり、シネコンで上映され、 真摯に創られた本作のような、「ベテランの仕事」が無視される時代。 日本は、もう、駄目かもね・・・・真の「映画ファン」は育たないかも知れない・・・

  • kkk********

    2.0

    幸せの黄色いペーパーバック

    イタリアン・ホラーの帝王、ダリオ・アルジェントの 昨年封切られた一応新作。 ついにと言うか、やっと観た。 「ジャーロ」("Giallo")とは、 イタリア語で「黄色」の意。 60~70年代のイタリアで盛んに製作された スリラー映画の極めて「古い」カタチ。 古くからイタリアで親しまれていた 犯罪推理小説のペーパーバックが 伝統的に「黄色い表紙」であったことから そう呼ばれるようになったとか。 まさに、アルジェント御大の キャリアそのものズバリなタイトル。 『歓びの毒牙』、『四匹の蝿』、『シャドー』、 そして『サスペリアPART2』。 「ジャーロ映画」の第一人者として、 数々の傑作を放って来たアルジェント御大の さぞや集大成的な一本になるかと思いきや。 シンボルの黒手袋はほぼ御役御免。 ゴブリン(もしくはモリコーネ)のスコアも無く。 ラテン美女を切り刻む猟奇シーンには 往年の美意識なぞカケラも無く、 どちらかと言えば当世流行の ドS拷問スリラーを不器用にマネたに近い。 そして序盤早々に面相を晒した「犯人」の、 あまりにも分かり易い変態っぷり。 オシャブリ咥えて死体画像見ながら 自家発電とか、いくらなんでもダメ杉じゃないか。 正直。あまりな評判の悪さから だいぶハードル低めに臨んではいたのだけど、 それでもちょっと酷過ぎた。 ジャーロへの原点回帰という点では 10年前の『スリープレス』の方がまだ随分マシ。 今更ながらもつくづく思う。 往年の傑作で見せてくれた あのウットリするような艶やら煌めきを、 御大は一体どこに置いてきてしまったんだろう。 が。それでもやっぱり、 これは紛れもないアルジェント映画である。 この前の『サスペリア・テルザ』が、 どちらかと言えば熱心なファンに向けての 「サービス品」のような印象だったけども。 (更に云えば、モノマネの達者な一ファンが 老御大の後ろから手を添えるようにして 誂えたのが『テルザ』だったんではないか という疑念を、自分は未だに捨てきれてない) この『ジャーロ』には御大アルジェントの 力強くてカオスな筆致が、達人の書の如くに 生き生きと見て取れる。 印象的な音楽のリフレイン。 あの世へと続く、迷宮のような舞台設計。 強引なドンデン返しと、 いまいち納得できないタネ明かし。 そう。このヒトの映画はいつもそうなのだった。 意味不明で、直感的で、アホらしくて、 ホラーについ深い意味を求めがちな 私達をヘラヘラと嘲笑う。 そもそも「ジャーロ映画」というもの自体、 そんな御大層なもんでもなんでもない。 ストーリーよりもヌード。 キャラクターよりも血シブキ。 ダイレクトに本能に訴えかける諸要素を 美麗なカメラワークと大仰な音楽に乗せただけの、 下世話極まりない三文オペラ。 いつもながら意表を突く「衝撃のラスト」。 呆然とエンド・クレジットを眺めながら、 「御大、これでイイんですよね…??」と ワケも無く目を潤ませる一信者でありました。 さて。 まだまだ元気なアルジェント御大。 今年完成予定の新作はなんと"DRACULA"。 しかも、「3‐D」。。。 うう。できるだけ期待値を上げないように、 努めて待つとしますよ。南無。

  • ryo********

    4.0

    ネタバレ面白かった

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
ジャーロ

原題
GIALLO

上映時間

製作国
アメリカ/イタリア

製作年度

公開日