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デイブレイカー (2009)

DAYBREAKERS

監督
マイケル・スピエリッグ
ピーター・スピエリッグ
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  • みたログ 1,006

3.54 / 評価:402件

異色の近未来ヴァンパイア物

  • 一人旅 さん
  • 2018年12月26日 22時07分
  • 閲覧数 356
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

マイケル&ピーター・スピエリッグ監督作。

ヴァンパイアが支配する近未来を舞台に、人類の生き残りと接触したヴァンパイアの男の宿命を描いたSFスリラー。

オーストラリアの双子監督:スピエリッグ兄弟が監督を務めた“近未来ヴァンパイア物”の異色作で、主演は次作『プリデスティネーション』でも起用されたイーサン・ホークが務めている他、ウィレム・デフォー、サム・ニールのベテラン勢二人が重要な役どころで出演しています。

人類の大半がヴァンパイアと化した近未来を舞台に、血液研究者で同じくヴァンパイアの主人公:エドワードが、残り僅かな人類の生き残り達と出逢ったことから、滅亡寸前にある人類を救い出すため彼らと行動を共にしてゆく姿を描いたお話で、ヴァンパイアが増加し過ぎた為に食糧となる人間の数が不足してしまった―現実世界の“食糧危機”とそれに伴う“投機的ビジネス”をヴァンパイア映画というフィクショナルな殻に被せて活写しています。

首元に咬みついて生き血を吸う、太陽光線を浴びると焼け死ぬ等、ヴァンパイアの生態や弱点はクラシカルな設定になっていますが、人間の血を摂取できなくなると狂暴化(コウモリ化)していくという二段構えの設定は新鮮味があります。コウモリ化したヴァンパイアの不気味なビジュアル&攻撃性もインパクト絶大ですし、ヴァンパイアを元の人間に戻す方法とその実践もオリジナリティー溢れるものになっています。加えて、全てのガラスが黒塗りされた―日光を遮断する“ヴァンパイア専用自動車”の普及や、人間の血をブレンドしたコーヒーを売るスタンドの流行等、ヴァンパイア用に革新された近未来社会の日常風景が興味津々に描写されています。 

ヴァンパイアでありながら人間的良心を持つ主人公と人類の生き残り達の逃避行&異種交流をスリリングに描き、血に飢えた捕食者:ヴァンパイアと滅亡寸前の被食者:人類の未来を暗示したダークな作風のSFスリラー。

詳細評価

物語
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音楽

イメージワード

  • パニック
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