2010年12月18日公開

海炭市叙景

1522010年12月18日公開
海炭市叙景
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

北国の小さな町・海炭市の冬。造船所では大規模なリストラが行われ、職を失った颯太(竹原ピストル)は、妹の帆波(谷村美月)と二人で初日の出を見るため山に登ることに……。一方、家業のガス屋を継いだ晴夫(加瀬亮)は、事業がうまくいかず日々いら立ちを募らせていた。そんな中、彼は息子の顔に殴られたようなアザを発見する。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(94件)

切ない29.9%悲しい25.4%絶望的15.8%泣ける10.7%知的4.0%

  • ねこやま

    3.0

    ネタバレオムニバスだからサクっと観れる

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tec********

    4.0

    感涙

    佐藤泰志の独特の世界観がスクリーンいっぱいに拡がる怪作。特に、どつく社宅の再現度が極めて高く、子供の頃に遊びに行った友人の家をありありと思い出すことができた。随所に出てくる函館の街並みも、どこなのか、すぐにわかってしまうあたり、少しづつ自分が函館人になってきつつあることを実感した。シネマアイリスが制作に全面的に携わっていたことも初めて知り、まさにここで見られたことにあらためて感謝。

  • cyborg_she_loves

    5.0

    昭和の香り

    物語に派手な起承転結がないと退屈するタイプの人は、見ない方がいいです。  もともとは独立した5つの短編小説をまとめた映画で、多少人間関係がつながるように改変してはありますけど、全体を貫く1本の筋のようなものはありません。北国の貧しい町で日々営まれる重くて苦しい日常生活の様々な局面が、ただひたすら淡々と描かれてゆくだけの映画になっています。  しかし、そうやって描かれる日常の断片のひとつひとつが自分の人生に重なって見えてしまう私なんぞは、最初から最期まで全部、自分がかつてどこかで経験したことのある光景のように見えて、2時間30分というこの長大な時間がまったく長く感じませんでした。  子供の頃の自分のアルバムを見てると次から次へと色んな思い出がわいてきて何時間見てても少しも飽きない、ああいう時間と似た感覚です。  もちろん、私が昭和の人間だから、っていう部分は大きいでしょう。  この映画全体から濃厚に漂ってくる昭和(しかも中期)の香りは、私なんかにはもう懐かしくて懐かしくて、いや別に私は北海道生まれでも造船町の生まれでもありませんけど、そういう具体的な要素の話じゃなくて、映画全体を満たしている「空気」が、もう紛れもなく昭和。  足指を怪我したプロパンガス店員を見て、近所の男が連れの女に「サビオでも貼ってやれ」と言うシーンがありますが、「サビオ」なんていう単語、たぶん昭和50年代にはもう死語ですよね。  この一言で一気に50年ぐらいタイムスリップしたような気がしました。  そのくせ、第3話の小林薫・南果歩の夫婦の話では、妻の浮気を疑う夫が「携帯を見せろ」と言うシーンがあったりして、これは完全に平成の話になってるし。  時代の描き方が少々混乱してますけど。  まあそのへんはご愛嬌、ということで。

  • oir********

    3.0

    自己満或いはコアな客へ向けての抒情映像詩

    冬の函館(映画では海炭市)を舞台とした、市井の冴えない数家族の物語集。 個人的に雪国生まれなので懐かしさゆえ、または「こんなこともあるわな・・」という少しの共感があったゆえ最後まで見続けられたようなものだが、そうでもなければ「監督の独り善がり! 自己満映像ナルシシズム! 賞狙いのいやらしい映画!!」 など悪態ツキまくったに違いない。笑 バラバラに見えるドラマが有機的に最後には連結するかと思いきやほったらかしと言っていい状態。 だから何らかの経験的類似性を映画の中に見いだせる人間でなければ、何の享楽性も共感も持ちようがないだろう。 自身にしても本作に対しては景観的懐かしさと物語へのちょっとの共感性しかないわけで、本作に対して特別優れた要素を見出しえたわけではない。 まぁしかし、抒情的なイメージビデオを眺めていたのだと見做せば、悪い時間の過ごし方ではなかったかもしれない。 2.6の三ツ星

  • kaz********

    4.0

    世間はなかなかうまくいかないな

    海炭市は北国の架空の街である。叙景とは風景を文章で書き表すことなので、ここは海炭市を映像で描写した映画ということなのであろう。一貫したストーリーはなく主に5つのエピソードを繋いでいる。造船所で働いていた青年はリストラで解雇され年を越す金もなく新年を迎え、初日の出を見に行こうと妹と連れ立ったが、ケーブルに乗る金がなくかき集めた小銭で妹だけを乗せた。市街地整備で立ち退きを迫られている老婆は、市役所の職員の説得を頑として受け入れない。プラネタリウムで働く男は夜の歓楽街に働く妻の不貞を疑い、息子との仲も悪くなっている。燃料店の若い社長は、浄水器の販売がうまくいかずいらだっている。家庭では、後妻になつかない息子を虐待している妻に暴力をふるい八方塞がりだ。市電の運転手をしている男は海炭市を離れて暮らしている息子と音信普通だ。この街で暮らす人々は様々な苦悩を抱えて生きている。なかなか思うようにはいかない世の中だ。  庶民は思うようにいかない世の中を真っ直ぐ一生懸命に生きている。その暮らしを淡々と描くことで深い味わいを出した作品だと思う。印象に残ったのは、プラネタリウムで働く男が、虐待を受けてる男の子に星座盤をあげるシーンだ。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
海炭市叙景

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル