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マチェーテ (2010)

MACHETE

監督
イーサン・マニキス
ロバート・ロドリゲス
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3.73 / 評価:660件

解説

クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスによる『グラインドハウス』内で流れた偽の予告編を基に、ロドリゲスが長編映画として製作したエロとバイオレンス満載のB級アクション。ナイフの使い手、マチェーテが元メキシコ連邦捜査官の職と妻子を失い、アメリカで陰謀に巻き込まれ、宿敵と相まみえる激闘を描く。ロドリゲス監督作品ではおなじみの俳優ダニー・トレホを主演に、ジェシカ・アルバやロバート・デ・ニーロやリンジー・ローハンなど豪華競演陣がB級映画に溶け込み、手に汗握るエンターテインメント作品に仕上がった。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

すご腕のメキシコ連邦捜査官マチェーテ(ダニー・トレホ)は、正義感の強さがあだとなり、麻薬王トーレス(スティーヴン・セガール)に妻子を惨殺されてしまう。3年後、テキサスに現れたマチェーテは極右の上院議員マクラフリン(ロバート・デ・ニーロ)の暗殺を依頼されるが、わなにはまったことから暗殺犯として追われる身となり……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「マチェーテ」観客の思惑を逆手にとった荒唐無稽な笑いに、笑いが止まらない!

 企画の発端が「グラインドハウス」の劇中にロバート・ロドリゲス監督がつくった「フェイク予告編」である点が荒唐無稽さを120%物語っている。全編のどこを切っても、パルプマガジン風かつコミックマガジン風の通俗的な愉しさ満載で、強度なバイオレンスに適度なエロスがちりばめられた「シン・シティ」の延長戦上にあるルックになっている。

 表題の「マチェーテ」に主人公(ロドリゲス監督のいとこ、ダニー・トレホ)のコードネームのほかに、中南米で使われるサトウキビ伐採用の鉈を意味する。したがってアクションの大半は鉈などの小刀が届く「肉弾戦(接近戦)」が主流になっている。そんな骨身にしみるアクションが痛々しくも快感である。

 およそヒーローに思えない悪人ヅラのトレホが、ミシェル・ロドリゲスやジェシカ・アルバ、リンジー・ローハン(全裸に尼僧服姿という往年のラウラ・アントネッリ風ヌードも!)といった美女たちとねんごろになる設定も笑える。そんな観客の思惑を「逆手にとったおかしみ」が過激に充満しているのだ。

 悪役たちも芸達者ぞろい。不法移民嫌いの上院議員がロバート・デ・ニーロ、その片腕がジェフ・フェイヒー、麻薬王がスティーヴン・セガール、国境警備隊長がドン・ジョンソン。かつてのヒーローたちによるまぬけな悪役ぶりがさらなる笑いのツボになっている。(サトウムツオ)

映画.com(外部リンク)

2010年11月5日 更新

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