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大いなる西部 (1958)

THE BIG COUNTRY

監督
ウィリアム・ワイラー
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3.81 / 評価:160件

西部への限りない賛歌に溢れている

『ベンハー』のウィリアム・ワイラー監督が、『ナバロンの要塞』のグレゴリー・ペックを主演に西部の新しい夜明けを描いた格調高い大型西部劇。
ジェローム・モロスの何とも勇壮で車輪の音との微妙なハーモニーを感じさせる意表をついたとさえ言えるテーマ曲。この音楽と共に西部劇史上に残る名作です。モロスのテーマ曲にのって荒野を疾走する駅馬車の遠景ショットの幕開けから、最後の壮絶な決闘シーンまで、ワイラーの演出は西部への限りない賛歌に溢れている。
西部劇というのは独特の風景を持っている。特にこの作品は印象的だ。原題はTHE BIG COUNTRYなのだが,まさしく広大で過酷な西部の地とそこにへばり付いて生きている人間たちの矮小さを思い知らせてくれる。背景に過ぎない西部の土地が,実は人間たちの営みを抱え込み支配している大きな存在であるということをくっきりと描き出す監督の手腕が見事だ。どのシーンも島国にはあり得ないスケールとカラーの風景であり,常にそれをバックグラウンドとしてきた西部劇がなぜああも独特のジャンル性を持っていたかがよくわかる。これこそウエスタンというものではないだろうか。
ラストの峡谷での決闘シーンまで、一気に引っ張ります。本当に人間って愚かで、同じ事を繰り返して、それでもやはり生きていく動物なんですね。世代交代で少しずつは変わりながら・・・。
とにかく壮大な映画です。これほどのキャストが揃う映画もそうはありません。西部男の男気、正義感など、考えさせられる点も山盛りです。でも、こうして西部はどんどん発展していったのですね。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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