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Livespire 「ムサシ」 (2010)

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3.96 / 評価:24件

もう一息希望。

  • ぷよん さん
  • 2011年3月3日 1時11分
  • 閲覧数 392
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

ゲキ×シネ「蛮幽鬼」で演劇というものに出会い、劇団新感線の大ファンに。「鋼鉄番長」は生で観劇させて頂き、次作「港町純情オセロ」のチケットも入手済み。レビュアーから非常に評価が高く、ロンドン・NYでもスタンディングオベーションが起こったという本作、かなり楽しみに2500円を支払って鑑賞して参りました。過去2本の新感線の作品では支払った金額に余裕でお釣りが来た印象でしたが、本作は少し割高感あり。良作であることは間違いないのですが、万人に自信を持ってお勧めできるほどのレベルではないと感じました。


物語は誰もが知っている(?)巌流島での宮本武蔵vs佐々木小次郎の決闘の事後談です。巌流島での決闘は史実として間違いなさそうではありますが、その後の佐々木小次郎の生死に関してははっきりしない模様。その後の歴史上、表だって出てくることはありませんが、実は生き延びひっそり暮らしていたなんてありえそうなお話です。


鎌倉のとあるお寺の建立式に参加している宮本武蔵の元に、再戦の果たし状を持って佐々木小次郎が訪れます。周囲は慌てて決闘を避けようとしますが、期日は3日。果たして2人の運命の行方は…という物語で、重厚そうにも思うのですが、かな~りコミカル。どちらかというとコメディと言った方がいいんじゃないかと思えるほど笑いの要素が多く、結構楽しめます。


比較対象がそれしかないので申し訳ないのですが、新感線の舞台と比較し残念だったのが2点。


まずせっかくエンターテイメントに注力していたのに、変なメッセージ性に拘った点。
「人は生きているだけで価値がある」「恨みの連鎖は断ち切るべきである」
よくわかるメッセージではありますが、このメッセージをこの題材で描くなら、もっとエンターテイメント色を薄くしないと説得力がありません。


そしてもう1点が役者の見どころのバランスの悪さ。舞台に登場したのは11名で、うち6名にまで見せ場を作ってしまっていました。個々の見せ場それぞれは確かに見どころ十分でよかったのですが、結果全体として主流が薄くなってしまった印象。もっと脇役は脇に置いておいて、主役の本流に力をいれてほしかった気がします。


とはいえ前売り2000円なら十分といったところでしょうか。まだ全国上映は続くようです。機会があれば是非、舞台という芸術に触れてみてください。

詳細評価

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