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ザ・タウン (2010)

THE TOWN

監督
ベン・アフレック
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3.57 / 評価:942件

解説

俳優として活躍する一方、前監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』が高い評価を受けたベン・アフレックの監督第2作。強盗団のリーダーと人質女性の愛を軸に、犯罪都市に生きる者たちの生きざまが描かれる。監督のベン・アフレックが主演を務めるほか、『それでも恋するバルセロナ』のレベッカ・ホール、「MAD MEN マッドメン」のジョン・ハム、「ゴシップ・ガール」のブレイク・ライヴリーら、豪華実力派キャストが出演。スリリングで骨太な運命のドラマが味わえる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

綿密な計画を立て、ある銀行を襲撃したプロの銀行強盗一味のリーダー、ダグ(ベン・アフレック)は、思わぬ事態から支店長のクレア(レベッカ・ホール)を人質に。その後クレアは無事解放されるが、強盗たちの影におびえる日々を過ごす。そんな中、彼女は魅力的な男性に出会うが、その男性こそが自分を人質にしたダグだった。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
(C)2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES

「ザ・タウン」世界中で数限りなく語られてきた「街の物語」

 タイトルどおり、街の物語である。ボストン北東部にある「チャールズ・タウン」がその舞台なのだが、そういった固有名はほとんどどうでもいい。監督・主演が人気俳優のベン・アフレックであるという事実もまた、どうでもいい。とにかくこの映画を見るわれわれの目の前に、貧しく荒れ果てた町があり、その厳しさの中で最低限の暮らしをする人々がいて、暴力・ドラッグ・売春は日常茶飯事、人々はそこから抜け出すことを夢見ては夢破れ、その希望と絶望の間で死んでいく。

 映画の歴史の中で、同じような物語は数限りなく語られてきた。いつでもどこでも同じことが繰り返され、人は生き、人は死ぬ。その繰り返しが地層のように積み重なって、われわれの現在がある。どうにもならないその歴史の重さを引きずりながら、われわれは生きているのだ。

 だからこそこのタイトル。「ザ・タウン」は世界中のどこにでも、いつの時代にもある街だ。繰り返される物語はわれわれの身体に堆積し身体は「ザ・タウン」でいっぱいになる。これはわれわれの物語でもある。その悲しみと痛みは映画によってというより、われわれの内側から出てきたものだ。厳しく悲しい物語を見たから悲しいのではなく、われわれが悲しいから悲しいのだ。そのことを伝えるために、この映画は作られたのだと思う。主人公たちのまなざしが、心に直接突き刺さる。(樋口泰人)

映画.com(外部リンク)

2011年2月3日 更新

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