ここから本文です

ウッドストックがやってくる! (2009)

TAKING WOODSTOCK

監督
アン・リー
  • みたいムービー 103
  • みたログ 157

3.43 / 評価:54件

解説

エリオット・タイバーとトム・モンテ原作の回想録「ウッドストックがやってくる」を『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督が映画化。1969年の夏、ニューヨーク州の田舎町にウッドストック・フェスティバルを誘致した青年の奮闘を描く。心優しい主人公に、新星のディミトリ・マーティン。強烈な母親を、『ハリー・ポッター』シリーズのイメルダ・スタウントンが怪演する。今でも語り継がれる伝説の野外コンサートに血が騒ぐ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1969年夏、エリオット(ディミトリ・マーティン)はニューヨーク州ホワイトレイクの実家に戻る。かんしゃく持ちの母(イメルダ・スタウントン)と父(ヘンリー・グッドマン)が経営するモーテルが火の車だったのだ。借金返済に悩む彼はある日、ウッドストック・フェスティバルの開催許可が取り下げられたという記事を目にし……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
(C) 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

「ウッドストックがやってくる」小さな変化の集積が一気に爆発する、その瞬間を目撃せよ

 69年のウッドストックのフェスティバルの映画だということでてっきり音楽中心の映画だと思って観てみたら、全然そうじゃなかった。フェスティバルでの演奏シーンはほぼ一切なし。それを見たいならドキュメンタリー作品を見ればいい。この映画はそのフェスティバルを仕掛けた裏方の人たちの映画なのだ。

 今ではウッドストックといえば音楽ファンなら誰もが思い浮かべるニューヨーク州の田舎町だが、当時はもちろんアメリカ人のほとんどが知らない。フェスティバルさえなければ未だに誰に知られるわけでもなく誰からも顧みられず、その他大勢の町としてアメリカの地図に小さな痕跡を残すだけだったはず。そんな町の、小さな出来事。その小さな出来事が一瞬にして世界レベルの大きさへと爆発、変化する。ちょっと心躍る話でしょう?

 小さな変化の集積が一気に爆発するその様子を、この映画は丁寧に描写する。どれくらい丁寧かって、ドキュメンタリーの方の「ウッドストック」と見比べてみるといい。どちらがドキュメンタリーか分からないようなよく似たシーンがあって呆れるはずだ。当時はその場にいなかったはずのこの映画の監督が、まるでその場にいたかのようにそのシーンを作り上げる。それこそ映画のマジック。とにかくそのマジックに騙されて、世界が一気に変わるその瞬間を見つめてみたいと思う。(樋口泰人)

映画.com(外部リンク)

2011年1月20日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ