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毎日かあさん (2011)

監督
小林聖太郎
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3.61 / 評価:564件

解説

漫画家の西原理恵子が自身の体験を基にした人気漫画を、小泉今日子と永瀬正敏の共演で映画化したホームドラマ。一家を支える大黒柱の漫画家女性とアルコール依存症の元戦場カメラマンの夫、二人の子どもたちとの、一風変わった家族のエピソードをつづっていく。監督は、『かぞくのひけつ』の小林聖太郎。笑いの中に温かい人情を醸し出す原作の世界に溶け込んだ俳優たちの演技に注目。

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あらすじ

二人の子育てに仕事にと忙しい日々を、持ち前のたくましさで乗り切る漫画家のサイバラ(小泉今日子)。元戦場カメラマンの夫(永瀬正敏)は戦場でのトラウマのせいでアルコールにおぼれ、二人は離婚することになる。大切な家族を失い、アルコール依存症と闘う夫だったが、今度はガンが見つかり……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(c)2011映画「毎日かあさん」製作委員会
(c)2011映画「毎日かあさん」製作委員会

「毎日かあさん」妻・母親の目線で描いた西原一家の温かい日常

 西原理恵子の代表作で一話完結のエッセイ漫画「毎日かあさん」の映画化である。原作は、本音をシンプルかつダイナミックに描きながら、繊細な叙情性があって、グワッと胸ぐらをつかまれるような気がするのだが、そんな読後感が映画でもうまく生きている。これまでに映画化された西原作品の「女の子ものがたり」や「パーマネント野ばら」にはストーリーがあったが、本作は原作のエッセンスを抽出して、6歳の息子と4歳の娘に振り回される漫画家の日常をうまくストーリー化している。元夫で戦場カメラマンだった鴨志田穣の原作を映画化した東陽一監督の「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」が鴨志田目線だとすれば、こちらは西原目線で子供のエピソードが大きくなった。

 小林聖太郎監督の演出はどこまでもカラリとしていて、毒のある言葉とブラックな笑いが利いているのだが、だからこそ後半でホロッとさせられる。一家の大黒柱であるサイバラが、いいことも悪いことも受け入れて、ママ友たちと笑い飛ばすエネルギーは母親の包容力そのもの。こんな家族や母親がいてもいいのではないかと、温かい気持になった。小泉今日子の存在感がサイバラ役にぴったりで、たくましい〈かあさん〉になっていた。久しぶりの映画出演になる永瀬正敏はカモシダ役に賭ける意気込みが伝わってきた。柴田理恵や鈴木砂羽らが演じるママ友が、いい隠し味になっている。(おかむら良)

映画.com(外部リンク)

2011年2月3日 更新

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