おまえそれでも人間か
- cyborg_she_loves_me さん
- 2017年12月3日 2時10分
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- 総合評価
ものすごく重いテーマを扱おうとしていることは、頭ではわかります。最後の3連出産シーン、もし現実にこんな状況になったらどんなに大変だろう、と頭では考えます。
それが、しかもこれだけの俳優さんたちを贅沢に使いながら、なんでこんなにこっちの感情に響いてこないんだろう、と考え続けながら見終えました。ぜんっぜん共感できない。滑稽な作り話、という印象が最後まで消えない。主人公2人の医師の恋愛話は、不愉快でしかない。命の大切さを描く映画にしたいのならこんな浮わついた話をはさむなよ、って感じ。
だから、不謹慎だとは思いつつ、こんな新生児をこんな映画のために貸し出すのに、母親はどれぐらいの報酬をもらったんだろう、なんていうことまで考えてしまいました。観客にそんなこと考える余地を与える程度の映画、という意味です。ほんとに共感できる映画なら、私だってそんな馬鹿なこと考えやしません。
原作は読んでいません。しかし少なくともこの映画では、主人公2人は妊婦のことより自分のことを優先して考えてるエゴイストです。いくら子供がほしいからって、大事な人の子供だからって、55歳の実母に代理母をさせるなんて、まともな人間のすることか、としか思えません。
不愉快な感覚ばかりが残る映画でした。
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