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ソウル・キッチン (2009)

SOUL KITCHEN

監督
ファティ・アキン
  • みたいムービー 438
  • みたログ 935

3.57 / 評価:272件

ちょっと期待しすぎた

  • マッドボンバー さん
  • 2012年5月28日 1時56分
  • 閲覧数 586
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

役者さんたちは全員好きでした。
特に主人公ジノスの風貌は、エリック・バナが体型崩してボンクラになった感じで個人的にはバッチリ。

レストラン「ソウル・キッチン」の雰囲気もたまり場っぽくていい感じ。近所にあったら通いたいなと思える。とにかく見た目からいい映画っぽいです。

スコセッシ映画を研究したというだけあって、音楽の使い方は上手いし、センスを感じました。青一色のディスコシーンもちょっと「25時」の感じを思い出してかっこよかった。

ただ、それに対して料理の場面が少なすぎませんか?序盤のまずそうな料理がシェインという料理人の力でおいしくなっていくんですが、具体的な描写が少ないのは致命的じゃないかなと・・・。

こういう映画っておいしそうな料理で唾液を分泌させるのがやっぱ醍醐味のはず。
主役のアダム・ブースドゥーコスさんが実際に経営してるレストランがモデルらしいですが、こんなぬるくていいんですかね。

シェイン自体のクレイジーな天才キャラは、ドイツ版ダウニーJrっぽい感じで愉快なだけに、そこは残念でした。

腰を悪くしたジノスが保険に入ってないから病院に行けないなんて、ドイツは医療保険加入率90%なのに正気かよwとか偉そうに笑ってたんですが・・・

雇用者のいない自営業者は高い保険料が払えなくて、現在は未加入者が30万人超えてるそうで。ドイツもなかなか世知辛いようです。

税金の話とか、ドイツの格差拡大が反映されてるみたいで興味深かったし、ソウル・キッチン側の登場人物の人種バランス(主人公兄弟がギリシャ系のほか、トルコ系、イタリア系などなど)が独特で、「ドイツ人対外国人」の構図が生まれてるのが面白かったです。ドイツ人の彼女とはダメで、外国人の女の子とは結ばれるってちょっと意味深でした。

でもそれら全部の決着がなんか雑で、映画だからいいじゃんってことかもしんないけど・・・個人的には最後までその辺のユーモア感覚にあんまし寄り添えなかったです。

もちろん悪い映画じゃないと思います。登場人物たちも、演じてる役者さんたちも、作ってるスタッフも、楽しそうだなって雰囲気は伝わりました。「楽しそう」と思わせるのも難しいテクニックでしょうし、ハマる人はハマると思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
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