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英国王のスピーチ
2011年2月26日公開

英国王のスピーチ

THE KING'S SPEECH

1182011年2月26日公開

kaz********

4.0

病気の療養には信頼と対等な立場が必要だ

吃音の治療には信頼と対等の立場が必要と、国王に対してへりくだらず普通の会話に徹するライオネルに驚く。ジョージ6世とライオネルの友情には感銘するが、吃音を克服できた最大の立役者は夫人だったかもしれない。 1925年の大英帝国博覧会の閉会スピーチに失敗したバーティは、夫人に伴われてライオネルを訪ねる。ライオネルのぞんざいな態度に腹を立てたバーティは診療を止めるが、音楽を駆けながら朗読したシェークスピアがよどみなく読まれていたことで診療を続ける。ライオネルがバーティに次の王になるべきと進言したことに立腹したバーティは診療を終了する。その後兄のディヴィッドが王位を継承するが、結婚をめぐって退位してしまう。1936年12月、バーティはジョージ6世として即位するがスピーチでどもってしまう。ジョージ6世は再度夫人に伴われてライオネル家を訪問。戴冠式に出席することになったライオネルだったが、彼はドクターではなく何の資格も持たないことが発覚。ジョージ6世は声を荒げて怒るがその怒りが彼を能弁にすることが分かる。1939年9月、イギリスが最後通告を拒否したドイツと戦争状態に入ることになり、ジョージは国民に向け最初のスピーチを行うことに。・・・・・・・・・。 イギリスは王室に対して開かれていると言っていいのだろうか。国王たる者が複数の男性と付き合っていることを暴露するような映画が作られる。民主主義が進んでいるのか。日本では歴史を遡らなければとてもこうはいかない。 たかが吃音なんてと思うが、国民の要望に応えるためには多くの国民の胸に沈むスピーチが要求されるんだなと思うと、大変に感じる。 いつもは、変なキャラを演じるヘレナ・ボナム・カーターが高貴で美しい妃殿下を演じていたのが素晴らしかった。

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