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日輪の遺産 (2010)

監督
佐々部清
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3.51 / 評価:529件

何故、「ご苦労様」?

  • emi***** さん
  • 2016年11月23日 14時25分
  • 閲覧数 1807
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

冒頭、おじいちゃんが学校の卒業式にやってきて感慨深そうに石碑を見つめている。そこにやってきた教師である孫娘の婚約者が「ご苦労様です」と声をかける。

「ご苦労様」は目上から目下に使う言葉でしょう。
現在、この見解には諸説あるようですが、まだまだ目上にはNGとする方が多いようです。

小さな言葉遣いを大切にしない脚本なのが最初のほうからわかってしまったので、興ざめでした。

主軸の物語では堺雅人や中村獅童などがいい味を出していました。
女学生たちも、先生も、いい表情。
でも、いい役者さんたちがいながらも、最後まで気持ちは冷えたままでした。

物語の一番のヤマであるはずの、集団自決が全く理解できない!
あの時代に平和を説く先生に恵まれた女生徒たちなら、自決しないでしょう?
敵国の女学生を思いやる心がある学生が、自らの命を粗末にしますか?
仮に主導した軍人の娘が演説したところで、19人全員が死ぬことを即決できますか?
青酸カリで服毒し手をつないで死ぬ、その手が死後数十年たっても繋がれたまま白骨化とか、どうなの?

19人の女学生+先生には死んでもらわないと、そして1人くらい助かって語り部にならないと、話が盛り上がらないですもんね。わかりますよ、泣ける映画にしたいんでしょう。

マッカーサーも女学生たちのご遺体をみてびびって遺産放棄してますが、あの立場の人がああいう態度をとるのは、いくらなんでも単純すぎ。

現代の日本で、この映画で感動できる人たちが多くなっているとしたら、何のために戦争で多くの犠牲を払ってきたのか。命を感動の道具にして安易に物語りを作らないでほしい。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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