2011年8月6日公開

一枚のハガキ

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一枚のハガキ
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(115件)


  • izu********

    1.0

    掃除係?

    以前に撮り溜めしていた映画を観る。 終戦間近な時に宿舎?の掃除係?みたいなのがあったのが信じられない。大竹さんの演技が気になって話入れなかった。

  • zza********

    5.0

    新藤監督らしい

    戦争批判がテーマだが新藤監督らしい簡素な表現とユーモアは現在も生きていた。 ある意味、この映画は現在ではダサいと言われてしまうだろうが、年齢を重ねてから観るとわかる要素がたっぶりあり感動します。

  • アニカ・ナットクラッカー

    5.0

    大竹しのぶの逞しさが心に残る

    新藤兼人監督作品のレビューを書くのは「花は散れども」以来2作目だ。今回取り上げるのは2011年に公開された『一枚のハガキ』。新藤監督が99歳の時に発表した遺作であり、この年のキネマ旬報ベストテンで日本映画の1位に輝いている。新藤監督は脚本家からスタートした人で、監督した映画以外にも「事件」「ハチ公物語」など数多くの話題作の脚本を手掛けている。 今このレビューを書いているのは8月16日で、終戦記念日の翌日となるが、当時日本だった樺太でソ連軍の侵攻を受けたのは昭和20年の9月であるという。厳密にいうと終戦記念日の時点で戦争が終わっていない地域もあったのだ。当レビューを書くのに遅すぎるという事はあるまい。 終戦記念日で思い出したが、両親と話している時に太平洋戦争の話題になった事がある。父が言うには「アメリカ軍は戦争が終わると爆弾をサイパン島から本土に戻さないといけない。それだと手間がかかり爆弾を使い切ってしまおうというので、終戦記念日の直前に田舎の小さな町までが大規模な空襲にやられてしまった」との事であった。 『一枚のハガキ』には空襲の場面として原爆投下の実写映像が出てくるので、あながち無関係な話ではない。あとちょっとで終戦という所で、空襲のために命を落とした人も多かったはずだ。そういう人たちの無念に思いを馳せてみるのも一興であろう。新藤監督は2012年に満100歳で亡くなっているが、戦争をリアルで体験した人の話が聞けるのもあと何年もないのだろう。 私は本作に対して苦い思い出がある。上映初日に観に行こうとテアトル新宿まで足を運んだが全席売り切れで、泣く泣く諦めてシネコンで他の映画を観た。上映初日はスタッフ・キャストの舞台挨拶がある事を念頭に入れていなかった。新藤監督の前作「花は散れども」も上映初日に有楽町で観たが、この時は座って観られたので油断していた。 本作の出演者は「花は散れども」とかなり共通している。主役が豊川悦司に大竹しのぶというのは共通しているが、他に重要な役柄を演じるのは六平直政がいる。六平は「花は散れども」では村長まで出世するという、劇中で唯一成功の階段を上る人物を演じていたが、本作では大竹しのぶの奥さんを残して冒頭で戦死してしまう。彼の死をもって物語はスタートするのである。 他に前作と共通する出演者を挙げてみると川上麻衣子。彼女は前作では主役級の扱いだったが、本作では復員したトヨエツの元妻であり、ストリップ劇場の踊り子をやっていた。川上自身が踊る場面はないが、ストリップの場面で流れるのは並木路子の「リンゴの唄」。これには不謹慎ながら笑ってしまった。前作で川上の旦那であった柄本明も忘れてはいけない。 大杉漣も両方の映画に出演している。前作では被ばくして顔に痛々しいケロイドが残る可哀想な人物だったが、本作は戦後も無傷で生き残り、未亡人となった大竹しのぶに横恋慕する村の実力者になっていた。嫌味な人物だと思っていたら大竹をめぐってトヨエツと大喧嘩を繰り広げ(吹っ飛ばされた方が画面の左右を横切っていくのがおかしい)、最後にはトヨエツと大竹を祝福する側に回る。二人の門出への手向けという事で、大蛇のハリボテをかぶって本格的な舞を披露。大竹もそれに応じて大蛇の首を討ちとるパフォーマンスを見せる。本作の中で数少ない華やかな見せ場を作ってくれた。 「今日はお祭りですが、あなたがいらっしゃらないので何の風情もありません」。タイトルにもなっている『一枚のハガキ』に書かれた文面だが、祭りにはこの「大蛇の舞い」も登場したに違いない。 戦時中の窮屈な市民生活を描いた場面といえば「おめでとうございます!○○さんに召集令状が来ました」と告げる場面。万歳の掛け声に送られて出征していくが、次の場面では白木の箱に入って帰ってくる(遺骨とは言っても乗っていた船が沈んだので骨は入っていない)。家族が嘆き悲しめるのは誰も見ていない家の中だけ。この手の場面を見るたびに「まったく、何がおめでとうだよ」と腹が立つ。 本作は戦争映画ではあるが戦闘場面はない(あえて言えばトヨエツと大杉の喧嘩が戦闘シーンなのか)。兵隊が行軍するシーンはあるが銃を撃つシーンはない。家が焼け落ちるシーンはあるが空襲によるものではない、という異色の映画である。あるのは家族や伴侶を次々と失いながら、誰に怒りをぶつけることもできない庶民の悲しみである。 クジ運の強さで生き残ったトヨエツは、日本を離れて南米に移民しようと考えるが、これについて大竹と語り合うシーンはちょっとワクワクした。小さい頃アマゾンの軍隊アリとかピラニアといった怖い生き物についての本を怖がりながら読んだ記憶と重なったのだ。結果的に南米行きは取りやめになるが、未知の新天地で頑張る二人の姿もちょっと見てみたかった。

  • もふもふ

    5.0

    伝えたかったのは、戦争の現実

    観るのにしんどい映画。 だけど新藤兼人が伝えたかった事は解る。 大竹しのぶは凄い。 ぐちゃぐちゃ私が言うより、観て下さい。

  • fg9********

    3.0

    多少風情が損ねられた

     …巨匠新藤兼人監督が100歳真近に撮った遺作ということもあり、評判は相当に高い。  あらすじは解説のとおりだが、戦地に赴こうとする夫に、ある日妻から一枚のハガキが届く。  その文面は、  「今日はお祭りですが、あなたがいらっしゃらないので、何の風情もありません」というもの。  この内容からも今後の期待度大であったが、夫が村人から万歳三唱で送られて出兵したと思ったら、アッと言う間に戦死して白木の箱に納められて戻って来たシーンには、丸でコメディでも観ているような気持ちになって唖然としたが、大竹しのぶの演技に魅せられて気を取り直して再び観始める。  しかし、映画を観ているというよりは演劇を観ているような気分に陥り、大竹しのぶ(普段は好きな女優なのだが)の演技も演じ過ぎというか大仰に感じられて、多少鼻に付き始める。  戦争の残酷さ、愚かしさ、また、籤で人の生死が決められた馬鹿らしさなどは十分伝わって来たが、婚礼の儀式?での意味不明の大蛇の舞のシーンには興醒めしてしまった。  悪くはないのだが、演劇っぽい作品はどうにも自分の性分とは合わず、「何の風情もありません」とまでは言わないまでも、多少風情が損ねられたので☆三つとした。

  • 1048

    1.0

    途中で・・・・

    元々邦画見ないが 深夜地上波でやたら評価いいので鑑賞。 結果を言うと30分辺りでやめてしまい内容解らず それにしても30分たっても何も感じず退屈きわまりなかった…。 もうどうでもイイと思った。

  • go-kart

    4.0

    生々しい魂の映画

    独立プロダクションらしい、スマートではない独特の味わいが、人によっては違和感を感じるかもしれないが、一度は観ておくべき作品である。 同じ戦争ものでも『男たちの大和』や『永遠の0』のような"メロドラマ"がお好きな方には強くは薦めないが。 庶民のズルさや女の強かさ、人間の動物的な面………時には嫌悪感さえ抱く場面もあるが、根底に流れる生命の讃歌が、暗くなり勝ちな題材をユーモアを絡めて料理しているところは、老齢なれど創作への貪欲さを失っていない監督の真骨頂であり、こういう作品に出逢えた事を嬉しく思う。 低予算という事情もあるが、とにかくシンプルな作品であり、センスに溺れるような事も、器用さがハナにつくこともなく、御大の開き直りが愉快にもなった。

  • Ken

    5.0

    素晴らしい映画

    戦争でとんでもなく不幸になった二人が何とか生きていこうとするエンディングに救われる思いがした。戦争で想像もできないほど不幸になった一家を描くことによって戦争は絶対起こしてはいけないものであるとともに、平和の尊さを身にしみてありがたく思った。本当に見てよかった映画であった。ただ、俳優の年齢が高すぎて、ちょっと不自然さを感じた。しかし大竹しのぶさんは素晴らしい。

  • sha********

    4.0

    戦争という日常

    戦争を体験した人にしか語れない”戦争という日常”だと思う。 戦後世代が描く戦争はどうしても「永遠の0」のようなドラマティックな展開になりがちだが、本当の体験者は戦争をドラマチックには語らない。 その後数十年を生き抜いて、戦争もまた過ぎ去った日常のひとつであったと、ただ淡々と語るのみである。 確かに、今風ではないスローな展開だが、ひとコマひとコマをゆっくり剥がすように丁寧に撮影された映像は、余計なものを徹底的にそぎ落としたシンプルさを感じた。 新藤監督の映像から何を感じるか、感じ取れるか、観客の技量が求められる映画かもしれない。 百の齢を重ねた人が振り返った日常は、やはり戦争だったのだろうか。 それでも終幕に黄金の実りを描いたのは、新藤監督の人生への賛歌か。

  • JUNJUN

    2.0

    感想

    もう少しうまい伝え方があるのではないでしょうか? 全てが乱暴で、大袈裟に見えてしまいました。

  • bla********

    2.0

    起こっている出来事はとても悲惨。でも・・

    大竹さんの演技がギャグかと思うくらい大げさで酷い、 演技派なんでしょうが 適材適所ってあると思います。年取りすぎだし このシーンは悲しいシーンなのか?笑わせたいシーンなのか? いちいちモヤモヤしながら観ました。 どう考えても 戦争の悲惨さを伝える意味では失敗ではないでしょうか つまらなくは無いんですが 伝えたい内容と演出がイマイチリンクしてない感じがしました。

  • v63********

    2.0

    戦争

    日本ならではの作品 犠牲者 個人的にすきじゃ無い。 戦争中、戦後

  • pen********

    1.0

    戦後の日本を真摯にみつめていない

    正直時間の無駄遣いだった。 話のテンポも遅いし、 なんか見ているうちに違和感を感じて、 よくよく見ていくと、これちょっと芝居がかかった感じに つくられていますよ。 トヨエツと大竹しのぶの二人のツーショット場面での 芝居じみたセリフの言い回しにはだんだんむかむかしてきます。 大竹しのぶの大げさな演技にはちょっと引く! はじめはまぁいいかと思っていたが、 ああも連発されると、はいはいわかったわかった、 あんたは上手だねって誰かに褒めてほしいのかねぇ、、、 ああ疲れる人 それもともなってか、 戦後に生き残った人たちをあんな風に 滅茶苦茶に描かないでほしい。 もっと深刻で深い真摯なものととらえることが できないのだろうか

  • いないち

    3.0

    まじめな日本映画

    映像技術に頼らず、まるで演劇のように作りこんだ映画です。役者の演技に作品の評価がかかってくるようなコンセプトのようです。少し大げさな演技、10%だけコミカルさもスパイスにし、肩肘はらず、気軽に見ることができました。たまにはよいかということで★は3つです。

  • mas********

    2.0

    監督で見てみたけど・・・

    戦時中のリアリティーを描いた作品。たぶんよくある話だったと思う。 キャストがいいから実にもったいない。脚本もそこそこなのに 仕上がりがどうしてこうなってしまったのか? 演出も撮り方も新藤監督ちよっと違うでしょう?って感じ 新藤監督の遺作が残念で本当に辛いです

  • ytq********

    4.0

    現役を貫き通した、この監督

     演出において必ずしも上手いとばかりは言えないが、作劇及び脚本に熟練の技。特に主演二人の丁々発止の如くの演技の掛け合いに見どころ。  人間を生々しく、また時に飄々とした風に或はコミカルに描写する、その視点にこの監督ならではの味わい。

  • wyn********

    1.0

    ネタバレ物語がヒドい

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • abu********

    4.0

    新藤監督の最後の作品

    他の方も言われている通り、舞台を見ているような感じの作品でしたね。 良くも悪くも、とても素直で直球な作りでした。 それはすなわち、戦争がもたらす悲しさ、悲惨さ。その一点。 新藤監督の最後の作品となりましたが、彼が映画で伝えたかったものは 終始一貫してましたね。 翻弄される人たち、特に友子さんにとっては実に痛ましいストーリーと なってるんだけど、でも単に悲しいだけの映画ではなく、ところどころ笑える、ある意味ではコメディのような仕立てにもなってるわけです。 それはたぶん、戦争という過酷な経験に比べればそれ以外のことはたいしたことないんだよ、とか、あらゆる生き様において人間はとても愛らしい生き物だよ、とか、生きてさえいれば、必ずいいことあるんだよ、とか、そういう ポジティブなメッセージを伝えたかったんだなと思います。 友子さん役を演じるには、大竹しのぶではおばちゃんすぎるのでは? という気もするけど、なかなか若い人でこの役を出来る人はいなかったのかも。なんにせよ、新藤さんの遺作として、希望を感じられる結末であったのはとても感慨深いです。

  • 999

    2.0

    いくら何でも年齢設定に無理が……

    冒頭、六平直政(初年兵)と大竹しのぶ夫妻っていう時点でしばらく話が飲み込めなかったのは自分だけだろうか。あの二人の子供らが出征なら合点もいくけど。  大竹しのぶって『GONIN2』では、あの歳でセーラー服まで着せられちゃって浮いてたけど、それでも豪快な悪女やらせたら右に出る者はいないほどハマルからまだいい。でもこういう陰のある苦労人的なしんみりした役柄には向かない上に年齢サバ読みしすぎでシラケます。  こういう正統派の泣き役には、蒼井優あたりが良かったんじゃないのかな(年齢的にも合うし、和風顔だし)。

  • kih********

    5.0

    くじ引きで決めていいこと、いけないこと

    寒村の農家の庭先。真正面から映し出される同じアングルが何度繰り返されただろうか。庭に並んだ家族から村の世話役まで同じ配列だ。兄が出征する。位牌となって帰る。弟が出征する。位牌となって帰る。兄の妻だった友子は未亡人となり、弟の妻となりまた未亡人となる。これだけの波瀾万丈が、同じ情景の繰り返しで静かに流される。  兵士の命運が上官のくじ引きで決定する。本人も家族も“運”だと納得する。強いていえば、上官のくじ運を恨むくらいしかできない。それでは、本人がくじを引けばいいか。そうでもなかろう。  人に死を強制する側には、我が責任と罪を“運”に置き換えさせる卑怯で巧妙な策だ。本来ならば、「俺の責任で、お前を死地に送る」とでもいうべきところだ。犠牲者に対しては「私の責任で死なせてしまった」と詫びるべきだった。それを、くじ“運”にすり替えてしまっている。こういう無責任な戦争に巡り合わされた不運を嘆くしかないのか。こういう無責任な戦争で勝てるはずがなかろう。  友子のところに『一枚のハガキ』を届けるのは、本来は誰の務めであったろうか。これを、“幸運”にも生き延びた戦友に押し付けていいのだろうか。

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