本気でパクっています。
- 野暮な江戸っ子 さん
- 2011年2月26日 10時47分
- 閲覧数 230
- 役立ち度 13
- 総合評価
流石、中国。
チープなパクリもここまでやると、尊敬に値するものです。
でも、作り手側は、本物に対して、本気でリスペクトしているのかもしれません。
香港のカンフーアクションにCGでサイボーグを融合させるとこうなりますよ、といった分かりやすい作り方なので、安心して気楽に見られます。
多少ラブコメっぽいところもあり、シリアスっぽいところもあり、盛りだくさんです。
そして、大袈裟なトランスフォームも見せ場(?)となっており、満腹になること間違いなしです。
しかし、観賞後、ほとんど何も覚えていないのですが、この映画はそれでいいのだと思います。
物語の設定は、西暦 2046 年、中国・黒江省の犯罪が少なそうな小さな村。
警察署長タイチョン(フー・ジュン)は、極秘に政府の役人(エリック・ツァン)に見込まれ、新開発のサイボーグ警官、 K―1 (アレックス・フォン)を預かります。
そして、K-1は、村の未解決事件を次々解決させ活躍します。
女性警官ムイ(スン・リー)はK-1に胸をときめかせ、ムイを想っていたタイチョンはそれが面白くありません。
そんなある日、 K-1 の前に、犯罪を起こしたサイボーグの K-88 (ウー・ジン)が現れます。トランスフォームして巨大ロボットと化した2人のバトルに巻き込まれ、タイチョンは命を落としてしまいます。K―1はタイチョンの死を隠す?復活させる?ために、タイチョンをロボット化してしまい、また一人サイボーグの誕生です。別人のような(ちょっと変な)タイチョンがそこにはいます。
フー・ジュンはレッドクリフで趙雲を役やっていていたと思うのですが、今回はガラッと変わっていい味を出しています。大真面目に実直な役を演じているのですが、途中からおかしなことになっていくところまで、本気で変なので、僕はとても気に入っています。
この映画は日本でどれだけうけるかは未知数ですが、くれぐれも、突っ込みを入れるような映画ではないことを前提に見ることをお勧めします。
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