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カンフーサイボーグ (2009)

METALLIC ATTRACTION: KUNGFU CYBORG/KUNG FU CYBORG ATTRACTION

監督
ジェフ・ラウ
  • みたいムービー 17
  • みたログ 36

2.29 / 評価:17件

サイボーグは電気ドラゴンの夢を見るか

  • 玉吉 さん
  • 2011年6月7日 22時41分
  • 閲覧数 398
  • 役立ち度 12
    • 総合評価
    • ★★★★★

あいたたた。
ひさびさにハズしてしまっただよ。

ガシャコンガシャコンと変形しまくりの
フルCGゴテゴテロボットが
アチョーッ!と超絶アクションを繰り広げる、
そんなおバカ居直り型の痛快大活劇を
期待しておったのだけど。

残念でした。大ハズレ!

とりあえず、一応そういう見せ場が無くもない。
メカニック仕様のヌンチャクをビュンビュン振り回す、
ロボット同士の大立ち回り。
「最後の武闘派」ウー・ジンが
サスガの技の冴えを見せ、要所を締める。

が、
どうにもこうにもCGのクオリティが低すぎ。
ハッキリ言ってパチンコ屋のCM並みだ。
「本家」に勝るとも劣らないCGアクション!―
だなんて、
そんな謳い文句を鵜呑みにしてはイケない。
世界に轟くチャイナのバッタクオリティ、
まさにここにアリ。

『トランスフォーマー』、『アイ・アム・ロボット』、
『A.I.』、『メトロポリス』、『ブレードランナー』、
そして『僕の彼女はサイボーグ』…
古今東西のロボットSFファンタジーを
パロディに取り込む、
その狙いは分からないでもない。

ただなんだか、そこらの少女漫画というか
アニメヲタク向け萌え萌えコミックというか、
さっぱり面白くもコーフンもしない
「あたしとロボットのおかしな日常」的
ユルユルホンワカと気の抜けた雰囲気が
どうも気に食わず。

―アンドロイドは電気羊の夢を見るか―

上記のロボットファンタジーが内包していた
(※注:『トランスフォーマー』は除く)
「人造人間の悲哀」をテーマとして
果敢に盛り込んで来たと思いきや、
最後に待っていたのは
例の超~甘ったるい「中華風悲恋物語」。

そう。中国映画は
たまにコレがあるから油断できないのだ。
胸ヤケしそうな中国歌謡に乗せて
結ばれない恋の儚さをフニャフニャと訴える、
かの国独特のラブ・ロマンス様式。

なんなんだろう。
前に観た『エンプレス』もそうだったし、
『レッドクリフ』もあるイミ、そうだった。
あの伝説のクライマックスだけ大傑作
ツイ・ハークの『刀/ブレード』然り、
『HERO』然り、『セブンソード』然り。
ウォン・カーウァイにも何度か騙されたなあ。
なんでいつもこんな甘ったる~~いロマンスを
わざわざブチ込んで、折角の「漢」達の
アツい炎をダメにしてしまうんだろう。

唯、コレを世界レベルのファンタジーにまで
昇華させたのが
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』で
あったかと思うけど。

やっぱりなんか、違うんだよなあ。
ゴリゴリのロックを聞きたくて買った
アルバムが、意外とバラードづくしだった(涙)
そんな感じ。

つくづく思う。
修羅の道を突き進むオトコの前に
所詮、色恋は無用。
オトコたるもの。
特に闘うオトコは、
ヤレ惚れたヤレ晴れたなどと
そんな些事には囚われず、
絶えず超然としておるべきかと思うのだ。

まあ、そんなことを
女房に「女の腐ったヤツ」と呼ばれる
オラが言うわけですが。

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