2011年6月11日公開

テンペスト

THE TEMPEST

1122011年6月11日公開
テンペスト
2.9

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(37件)


  • 柚子

    4.0

    シェイクスピアものって、活字で読んでも、面白くない やっぱり、元が舞台の台本形式だから、舞台演劇を見るのが、一番面白いだろう ニナガワ演劇で、全作観劇したが、どれも面白く見れた 演出が、ワンパターン化せず、趣向を凝らしてあったからだろう 本作は、映像用としての趣向が凝らしてあり、映画ならではの手法で堪能させてくれる ベン・ウィショーの妖精が、その最たるもの 良かった

  • kih********

    3.0

    申し訳ないけど、どうもピンと来ない。

     シェイクスピアには興味がありながらも、今ひとつピンと来ない。原作を読まず、映画で楽しもうとするからだろうか。今回も、レンタルDVDで「予告編」から覗いてみる。~~らしいフレーズと単語が画面に踊る。  ―― 復讐があぶり出す人間の闇と光 ――  ―― 憎しみ 誇り 野心 不実 赦し 嫉妬 愛 ――  ―― シェイクスピアが最後に描いた、大いなる結末 ――  本編に入って、「予告」の通りが映像として並ぶ。今ひとつピンと来ない。時代が違う、場所が違う、というのもあろうけど、「亡霊」が、それもCGで出てくるのにはちょっと違和感が強過ぎる。憎しみ 誇り 野心 …… と、現代の、東洋の、我(々)には少々強過ぎる。脂ぎった彼らの強さについて行きにくい。  シェイクスピアは何本も映画で見たけど、今のところピント来ることはなさそう。―― シェイクスピアが最後に描いた、大いなる結末 ―― だそうだが、どんな「結末」なんだ?

  • ZZZ

    2.0

    シェイクスピアの最後の作品らしい。。。

    シェイクスピアの最後の作品を映画化したとの事。シェイクスピアに関する事に疎く、本作「テンペスト」の原作を全く知らないので、脚色等の程はよく分からない。主人公が男性から女性に変わった事ぐらいか(?)。 元ミラノの王(女王?)が実弟とナポリ王の謀によって、実の娘と共に国を追われてしまう。小舟で海に放逐されるが、幸いある島に辿り着き、難を逃れる。 暫く後、偶然(?)、その島の近くを航行するナポリ王と現ミラノ王の弟一行。突然の嵐で難破してしまう。一行は散り散りとなってしまうが、島に辿り着く。 実は元ミラノ王は魔術師であり、船の遭難は偶然ではなかった。。。 簡単に言えば、自分に対する裏切り、謀略に対する元ミラノ王のファンタジー要素溢れる復讐劇である。 但し、もの凄く中途半端。物語として閉じていないという訳ではなく、復讐劇として中途半端。 人によっては良い終わり方だと言う方もいると思う。その方は大変心優しい人だと思う。が、自分は人間が出来ていないせいか、わだかまりが残ってしまった。 更に、この映画の作り方も疑問。 典型的なクラシカルな(シェイクスピア)舞台劇を広大なロケで表現した様な作品。確かに、ファンタジックな要素があるので、CGなどの特殊効果もあり綺麗ではある。が、役者さんの演技や台詞、そして、どことなく演出、アングルに至るまで、舞台劇そのもの。 シェイクスピアの典型的な舞台劇を思い出して戴きたい。心に思った事が台詞になっていたり、詩的な表現、難しい言い回し、独特の演技などなど。それがそのまま使われている。 自分は舞台劇は嫌いではない。寧ろ好きな方だが、この手のものは苦手。途中で話についていけなくなりそうな時もあった。正直、映画にする必要があったのかと疑問に思うときもしばしば。 一見、ファンタジックな冒険譚的な映画を期待させてしまうが、実際は本当の島で行われた舞台劇である。 ここら辺の要素を受け入れられるか、又、復讐劇と謳ってはいるが、その結末に納得できるかが好みが大きく分かれるところだと思う。 自分はちょっと戴けなかった。

  • oce********

    1.0

    舞台でやってくれ

    シェイクスピアが原作ということらしいが、それを舞台劇の演出家が監督して挑む映画なのだが、その無残な出来にはあきれ果てる。 一番の理由は物語。 信じられないことだが何をやっているのかさっぱり理解できない。 中世のような味付けがされているが、いきなり精霊だか幽霊だかわからないものが出たり、二人の人間に布を被せて一人に見せたりなど、ギャグだか本気なんだか分からない行動ばかり。 シェイクスピアに惹かれたのだろうが、ヘレン・ミレンを筆頭にジャイモン・ハンスーやクリス・クーパーなど演技派が勢ぞろいしている。 だが映画と舞台はまったく別物と認識する必要がある。 こんなにつまらなかった作品は久々だ。

  • you********

    1.0

    映画を撮ろうとしているとは思えない

    例によって例のごとく原作は未見なのだが、かの有名なシェイクスピア最後の作品と呼ばれている戯曲「テンペスト」の実写映画化作品。 同作品の舞台版の演出を努めたというジュリー・テイモア氏が今作の監督なのだが・・・なんというか、これが一番失敗だったという気がしてならないんだよなー。 まず台詞の一つ一つに違和感を感じる。 日本語字幕にしてもオリジナルの英語音声にしてもそうだが、明らかに原作通りというか、舞台で使用した台詞そのまま流用してるんじゃ?としか思えない不自然さがあるのだ。 状況の説明などもいちいち台詞に頼ろうとするからやけに冗長で、退屈にしか感じない。これは映画なのだから、そこは映像に頼って台詞は簡潔にしてもらいたいものだ。2時間近くの上映時間のなかに何と不要なシーンの多かったことか。 そういったわけで、キャラクターに人間味が感じられない。出演している俳優陣はヘレン・ミレンをはじめベテラン勢が多くを占めているはずなのにここまで魅力を感じられないのも驚きだ。ストーリーというか設定自体は面白いと思うのだが、結局世界観に全く入り込めないままエンドロールを迎えてしまった。 主人公にこき使われているキャリバンなんてあの容姿なんだからいくらでも面白くできるはずなのにもったいない。せっかく映画化するのならもっと大胆な解釈をしてエンターテインメント性を押し出して欲しいと思うのだが、多分この監督盲目的にシェイクスピア好きなんだろうなと。原作こそが至上で手を入れるなんてとんでもない、という考えの人なのかなあとうっすら感じたりした。 あとCGがひどい。すごくひどい。これは逆に是非見てもらいたいポイントでもあるんだけど。本当にひどいから。笑 入り込めない世界観+定期的にこちらのテンションをだだ下げするちゃちいCGのおかげで本当に二時間座り続けているのが苦痛だったのだが、目当てであったエアリアル役のベン・ウィショーはやっぱり素敵だったんだよね。彼が出てなかったらまず観てないんだけど。 エアリエルはヘレン・ミレン演じるプロスペラの使い魔的存在なのだが、前述したひどいCGのせいでほぼ全編全裸であっちに飛んでったりこっちに飛んでったり、本当にこの演出の仕方にはいくら文句を言っても言い足りないんだけど!ね!あんなに!いい演技と!美しい歌声を!披露!してたのに!ね! 本当に歌うまくてびっくりしたんです。美声。あの人どれだけ才能に恵まれてるんだろう。 というわけで私にとっては久しぶりにスクリーンでベンが観れてよかったな~としか思えない作品なのだった。残念。次はもっといい作品で彼に再会できることを祈る。

  • des********

    3.0

    なるほど。

    さすが舞台演出家ということもあって、空間の使い方や色彩の感覚がとても独特な監督だと思う。大胆。 緑と青しかないような広大な自然の中で、敢えて長ーい言い回しを必要とするような芝居をさせるとは。笑。 学生時代にグリーナウェイ版「プロスペロー」(これはこれでめちゃくちゃ衝撃的だった)をすでに鑑賞していたので、ついつい構成なんかを比較してしまいつつ鑑賞していたのだれど、彼の舞台的(2次元的な)イメージとは異なる伸びやかさ、音楽にロックの要素や、キッチュな柄やレザー生地(しかもファスナーついてるし!)やタンクトップまで取り込んだ衣装デザインはとても斬新で、古めかしい台詞まわしとのギャップが「なるほどな」と感じた。 ただ如何せん、要となるCGの処理が"何故か"浮きすぎてしまっていて、ちょっと邪魔になっているような印象。グラフィックとして狙った方向性が、緩いというか…フォーカスがずれている感じ。敢えて絵本の挿絵的にみせたいのかなとも思ったのだけれど。 "舞台的な要素"として鑑賞すると、そんなに重要ではないのだろうけれど、どーも目に余る感じ。 逆にCGナシで演出しても、十分だったのではないかとも思う。ヘレン・ミレンなんかもいるのだし。 "魔法大合戦"ならラドクリフ君の映画の方で、みんなすっかり見慣れてしまったしね。汗。 シェイクスピア文学に詳しい訳ではないのだけれど、もっともっと彼女なりの大胆な解釈で展開してもよかったのかなと思ったな。スパイダーマンをミュージカルに仕立て上げるくらいの演出家だし。笑。 ただ、主人公をプロスペ"ラ"に置き換えたことで、グリーナウェイの“男の逆襲劇”とはまた違う、“母性”を主観に添えている点は、とても新しいアイデアだと思う。 ……最終的にお咎めも無くキャリバンを見つめ返したプロスペラの瞳に、不運な悪魔の子に対しての何かしらの"慈愛"を映し出させることが出来ていたように思う。 この作品の興行的な失敗にも目玉が飛び出るくらいビックリしたけれど、最近のテイモア監督はブロードウェイの監督降板になったりと波瀾万丈なので、早く新しい創作に打ち込め環境にもどれることを願います。

  • みくRMC

    5.0

    ミュージックビデオみたいな楽しさ

    難解な描写も無く、舞台演劇のような美しいビジュアルと幻想的な歌が端々にちりばめられた映画。 映像的には、とても好きです。 原作を読んでなかったのですが、主人公はもともと女性ではなかったんですね。びっくりです。でもそれが、キャリバンへの仕打ちもエアリエルへの態度も「良い母」「悪い母」を感じさせ、それぞれとの別れが印象的でした。 ヘレン・ミレンの凛々しいプロスペラもかっこいいのですが、自然界の精霊エアリエルを演じたベン・ウィショーのキュートさと言ったらないです! 彼は「パフューム」で注目を浴びましたが、英国の俳優さんって何か「人間っぽくない」人が稀にいるように思います(笑)。これは悪い意味で言っているのではなく褒め言葉なのですが、優れた演劇の国だけあって人間以外の役をとっても上手くできる方が多いような。アンディ・サーキスやポール・ベタニーなどもそうですよね。個人的には、ベン・ウィショーはポストポール・ベタニーという感じです。 衣装デザインも素敵です。独特な映像だなと思っていたら、同じシェイクスピアの「タイタス」の映画版の監督でした。…全く気にせず借りたのですが、嬉しい偶然でした。 道化師の役でラッセル・ブランドが出てますが、ハマリ役って感じです。いつもクールな役が多いジャイモン・フンスゥのハイテンションっぷりも新鮮です。キャリバンのメイキャップが神秘的でカッコイイと思ったのはたぶん私だけでしょうが…。 空気の精霊のエアリエルは、プロスペラの命令で劇中いろいろな姿に変身するのですが、真っ白な肌と逆立てた髪、短い眉に黒のアイラインはどこかイギリスのグラムロックのメイクを感じさせます。音楽もロック調で、MTVでミュージックビデオを見てるような感覚になります。すごくイギリスっぽいんですが、アメリカの映画だそうです。 エンドロールで流れる歌もすごく素敵で、UKチャートの上位に入っていてもおかしくないくらい良い曲です。

  • スーザン

    3.0

    やや物足りないが、それなりに。

    シェイクスピアもの、という以外は何の予備知識も無く鑑賞。 皆さんえらく低評価であるが、自分的には結構楽しめた。 少々重厚感や緊張感という点では物足りないものの、ストーリーは単純明快で分り易く、映像も美しい。 豪華キャストの出演も見どころで、ヘレン・ミレンは貫禄の演技である。 しかし、何といっても妖精エアリエルを演じるベン・ウィショーが良かった。 彼とヘレン・ミレンのかけ合いが一番印象的。 ベン・ウィショーは『パフューム』でもそうだったが、人間離れした役がよく似合う。

  • ごぉ

    2.0

    物語も演技も一級品!でも・・・

    シェイクスピアの戯曲「テンペスト」。邦題は「あらし」。 奇抜なアレンジで傑作に仕上げたレオナルド・ディカプリオの「ロミオ&ジュリエット」(1996)と同じ匂いがする作品。 監督はあの素晴らしい傑作「アクロス・ザ・ユニバース」(2007)を生み出したジュリー・テイモア。 女性監督が魅せる抜群の構成力と演出、映像の美しさ。 シェイクスピアとジュリー・テイモアが交われば、どのような傑作が生まれるやら! 鑑賞する前の期待はかなり大きなものだったが・・・ 最初に映し出される「砂のお城」のシーンで、グッと心を引き寄せられた。 映像は確かに美しいのだが、印象に残るシーンは冒頭以外にほとんどない。 実の弟の裏切りで、ミラノ公国を追放され無人島に流れ着いた前女王プリスペラ(ヘレン・ミレン)の復讐劇。 物語はわかりやすい。 プリスペラは魔術を用い妖精を遣い、ナポリ王が乗っている船を難破させる。 誰の命も奪わずに無人島にバラバラに漂着されると、ひとりぼっちにさせたナポリ公国の王子と自分の娘を惹き合わせる。 ミラノをナポリ王に売り渡した弟たちには、五感を狂わせ、幻想の悪魔と戦わせる。 前女王というよりも魔女と化したプリスペラ。 彼女の力量が一方的に強い勝ち戦は、少々飽き飽きしてくる。 監督ジュリー・テイモアの演出力が「アクロス・ザ・ユニバース」ではバッチリはまったのに、「テンペスト」では違和感ばっかり。 彼女の独特な世界観が、まずい風に出てしまった失敗例である。 製作費2000万ドルに対して、興行収入34万ドルの大赤字をなんとか克服して、どうかこれからも映画製作を諦めないでほしい。 巧くいけば「アクロス・ザ・ユニバース」のような最高傑作が生まれるのだから。 TSUTAYA rental DVD

  • けい

    4.0

    人は人のために尽くせ

    ここでの評価は低いですが、私はとても楽しめました。 シェイクスピア作品は本当に台詞が楽しい。 若い頃は上辺だけの言葉に感動していたものだが、年を重ねた今、シェイクスピアの深い味わいの言葉の一つ一つに感じいる事が出来ました。 人の生涯、国家の運命、愛の教訓、そのどれもにその通りと思う言葉が出てくる。 特に娘の結婚に対して、試練を与える母親の姿に自分を重ねてしまって観ていたり。 時には『身銭を切る』・・・それを言うなら『身を切る』だろうなんてユーモアあり、(果たして原語がこのように表現されているのかわからないのだけど) 翻訳者に感謝したいほど・・・シェイクスピアの言葉遊びや心に響くセリフの数々に感動しました。 ヘレン・ミレンが好きで鑑賞を楽しみにしていましたが、改めてシェイクスピア作品にもぴったりだと感じました。 ベン・ウィショーは妖精の役でしたが、なんだか現実離れした役がとても似会う役者さんだと、これまた改めて感じました。。 映画の内容と全然関係ないのに何故か感じてしまったこと。 どんな総理であろうとも、この妖精のように自分の手足になって働いてくれる人物がいたなら、どれだけ助かるのだろう。 あれだけ、ダメダメって言われたらどんな人間でも落ち込むし、少し励まされると元気が出るのは当たり前。 今の時代、誰かのために尽くす、誰かの力になるため頑張るというタイプが少なくなりすぎたと思う。 (揚げ足取る人ばかりの政治家にウンザリ) トップに立つ秀でた人物がどれだけ少いか判った今の日本には、下につく実力者に総理のために頑張る意気込みを見せて欲しい。 もしくは、総理になる人はプロスぺラに人を上手く使う魔術を教わってきたらいい。 そんな事を感じてしまったので、この映画に出てきたセリフ、人は人のために尽くせをタイトルにしました。(映画の見方が少し違ってるような気もしますが・・・爆) 【 我々は夢と同じ物で作られており、我々の儚い命は眠りと供に終わる。 】 不思議な世界観で面白かったけれど、あまり大きな感動がなかったので★4で・・・

  • kag********

    5.0

    久しぶりにヒット☆

    シェイクスピアの作品をアレンジしたこの作品。 そもそも、元の舞台?を見たことがないのですが・・・ 是非、舞台を見てみたいと思いました。 そして、ストーリーがファンタジーなのが個人的に好きなところ。 魔女に妖精・・・。 絶海?の島での復讐劇。 なんといっても目を引くのが登場人物たちの衣装! ファッションショーのようです。 私はミランダの衣装はちょっとほしいくらいです。 あと、音もよかったです。 映画における笑い担当の一行のシーンでは ちょっと日本のアニメっぽい音楽という気がしましたが そこが全体に対して良い意味で息を抜かせてくれています。 本当、久々によかったよ!とお勧めしたい作品でした。

  • mai********

    1.0

    これはやっぱり舞台劇作品

    だと思いました。 劇場版にするなら、舞台好きな人には申し訳ないけれどキャラクター設定をもっと創りこまないといけないナと。 個々の登場人物の能力設定をしっかりしないと。 布を被っただけで大地と同化して隠れる!? 冒頭にあったシーンでやはりおかしいなと。 舞台の上でなら観客の想像力と相まって『隠れている』となるけれど 映像作品としては『布を被っただけ』になる。 あれは彼自身に特殊能力がある(カメレオンのような)設定にすると面白いなと。 魔法の力をいきなり使ってるプロスペローとかは、なぜ彼らに対して魔法を使っているのかを最初にダイジェスト的に流れを見せてくれてればもっとわかりやすいはず。 大胆な解釈をして構築と紹介されてる作品でしたが… 大胆よりも作品の質を損なわないようなレベルで詳細な追加設定をすべきだったのではないかと思いました。 『指輪物語』が『ロードオブザリング』になったように、この作品ももっと良い作品にできる可能性があると思うんですが…

  • tsu********

    2.0

    予備知識なしでほぼ理解不能状態

    英語の映画はほぼ字幕なしで問題ないんですが、これはまったく理解不能でした。 途中から字幕つきに変えても、日本語すら理解不能で、納得。 原作の予備知識は必須ですので、注意してください、というのが個人的感想です。 後で、筋書きを理解して見ると、舞台劇を映画にアレンジした実験的作品ということがようやく腹に落ちました。 人それぞれの星二つ。

  • buu********

    3.0

    ヘレンミレンの本物の演技力

    シェイクスピアの同名戯曲を映画化。魔術を操る大公の復讐を描く。監督は「アクロス・ザ・ユニバース」のジュリー・テイモア。出演は、「クイーン」のヘレン・ミレン、「グッドナイト&グッドラック」のデイヴィッド・ストラザーン。アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート、第67回ヴェネチア国際映画祭クロージング作品。 娘の婚礼からの帰途にあったナポリ王アロンゾー(デイヴィッド・ストラザーン)は、海上で突然の大嵐に襲われる。王弟セバスチャン(アラン・カミング)、忠実な老顧問官ゴンザーロー(トム・コンティ)、ミラノ大公アントーニオ(クリス・クーパー)らが乗った難破船は、命からがら孤島に流れ着く。しかし、アロンゾーの息子ファーディナンド(リーヴ・カーニー)を見失っていた。この嵐は、この孤島に住むプロスペラ(ヘレン・ミレン)が魔術を使って起こしたものだった。プロスペラは名君だったミラノ大公の亡き後は女大公として民に愛されていた。しかし12年前、弟アントーニオとアロンゾーらの謀略で、一人娘のミランダ(フェリシティ・ジョーンズ)と共に粗末な船で追放された。プロスペラは孤島で魔術の腕を極め、空気の妖精エアリエル(ベン・ウィショー)を操り、怪物キャリバン(ジャイモン・フンスー)に雑事をさせて暮らしながら、裏切り者たちに復讐を果たそうと目論んでいた。ミランダは、エアリエルの歌声に導かれた王子ファーディナンドと出会う。お互いの美しさに一瞬で恋に落ちる2人だったが、これもプロスペラの計らいだった。アロンゾーたちは、森で王子を探していた。ゴンザーローとアロンゾーは、エアリエルの魔法で深い眠りにつく。アントーニオはセバスチャンに、ナポリ王座への野心をたきつけて、2人を殺すようそそのかす。しかし剣が振り下ろされる寸前、アロンゾーとゴンザーローはエアリエルの声で起こされ、計略は失敗する。プロスペラに不満を抱いていたキャリバンは、王の道化師トリンキュロー(ラッセル・ブランド)と酒蔵係ステファノー(アルフレッド・モリナ)と出会う。2人に飲まされた酒に感動したキャリバンは、2人を主人と仰ぎ、プロスペラを殺してこの島の王になれとけしかける。アロンゾーたちはエアリエルの罠にかかり、12年前の罪を咎める声を聞く。錯乱する一行。プロスペラの復讐の結末は? 若い恋人たちの運命は?

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレワンサイドゲームは盛り上がらないなあ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tsu********

    3.0

    芸達者が揃い、突飛さも気にならず楽しめた

    突飛な設定、自由な演技、独特の感性の美術と、かなり「濃い」シェイクスピア劇ではありますが、フェリシティ・ジョーンズの純真無垢で透き通るような容貌が結構リアリティがあって、ついつい引き込まれてしまいました。 キャストも芸達者な俳優を集めたなかなか豪華なメンバーで、一見馬鹿馬鹿しい魔術やふざけたような演技も、不思議に高尚なものに見えてきます。 目論見通りにいったときのしめしめ感がもう少し強めに表現されても良かったとは思いますが、それなりに面白く観られましたよ。

  • shi********

    2.0

    珍品。シェイクスピアもたいしたことねぇな

    全世界のシェイクスピアファンの皆様、ゴメンナサイ!! 偉大なるシェイクスピアが原作の本作、そのタイトルは聞いたことはあったが、その内容は全く知らず。 鑑賞して思うことはまず一言「何じゃこりゃ?」である。 まず演出が古くさい。 そりゃ古典が原作だろうが、初っぱなのヘレン・ミレンへの超速ズームアップにいきなり引いてしまった。 セリフ回しもまるで舞台劇。 何のために映画にしたんだ? コメディパートが実にイタい。 どうイタいかは説明したくもない。 ヤベぇ、思い出し笑いしちゃいそうだぜ。 まぁヒマならご覧あれ。 いぢわる魔法使いオバチャンがナヨナヨ妖精くんや泥亀奴隷(ひどい呼び方をしているね)をイジメて騙して利用して、復讐の相手をなんやかんやイジメて最後はチャンチャン。 人間の欲深さ、傲慢さ、罪深さ、権力欲、醜さ、愛憎などをえぐり出し、それを赦す寛容さを描き出す。 そういう話なんだろうけどね。 こういう形で映画にされると、なんかシェイクスピアもたいしたことねぇな、としか思えない。 キャストは豪華なのだが、セットはチープ感があちこちに。 ゲキシネにしておけば良かったんじゃない? 文芸ファン必見。 感嘆してため息をもらすか、呆れてため息をもらすかは貴方次第。 珍品です。 最後に一言。 コレ、鷹の爪団でやってほしいなぁ。

  • str********

    3.0

    「虚構性」に対する映画と演劇の違い

    シェイクスピアの最晩年戯曲「テンペスト」を、「ライオンキング」の演出家で知られるジュリー・テイモアが撮ったという映画。 中心人物のプロスペローを女性に替えてプロスペラとして、ヘレン・ミランをキャスティング。 朝日新聞の映画欄にも2回も取り上げられ、関心を持って映画館に行きましたが・・・すごい微妙、出来が悪いという訳ではないのかも知れないけど、なんとも腰の落ち着かない違和感があります。 それは、なんだろうと、少し考えまして。 基本的にリアルでないと受け入れられないのが映画だと思います。映画は「巧妙に破綻なく嘘をつく」世界ですね。 反対に舞台は「最初から嘘であることがわかっている世界」です。 シェイクスピアはそもそもリアリズムの世界ではありません。この作品はシェイクスピアを殆ど翻案することなしに映像化しているのですから、不自然さを感じるのは必然だと思いました。 生の舞台であれば当然のように通じる「大げさな台詞回し」や「道化」、また演出に関していえば「衣装の抽象化」や「時代ミックス」は、よりリアルな視覚表現の映画という器とミスマッチを起こしてしまいます。 シェイクスピア劇を見た経験のある人であれば楽しめると思いますが、そうでない人にはお勧めできないですかね。 私はシェイクスピア+テイモアの期待で行きました。それでも戸惑いました。 途中から、「映画ではなく、演劇として観てみよう」と思い直しました。そう考えると、ヘレン・ミランの台詞回しは完璧ではないかと思えてきました。 また、大自然の中で演じられる「テンペスト」は劇場では味わえない豊かさも感じます。殆ど演劇として観るのであれば、大丈夫、というなんとも不思議な映画です。

  • Kainage_Mondo

    3.0

    上品さと穏やかさが滲み出る。

    シェイクスピア の 「あらし」 であるが、主人公は男性から女性に置き換えられ、その名もプロスペラとなっている。それにどんな意味があるのか判らなかったが。 巻頭CGが活躍。遠景で帆船が大嵐に呑まれるシーンがあり中々の迫力。この調子で視覚効果重視の展開になるのかと思いきやその後は一転、中盤のひとつのエピソードと妖精シーン ( これは大概飽きる ) を除いて、徹底した舞台劇仕様だった。 エンドタイトルに依ればハワイの何処かの島でロケしたらしいが、断崖絶壁が絶海の孤島のイメージを膨らませ、荒涼とした土地や、刺々しい灌木の雰囲気も良かった。 12年前、ナポリ王から幼子ともども追放される憂き目に遭い、孤島に雌伏。化学や魔術の研鑽を積んで復讐の時を待ったプロスペラ。彼女が巻頭の嵐でナポリ王一行の帆船を難破させ孤島に上陸させるように仕向けたのだ。さぁ~そこから始まる復讐譚 ! どきどきするなぁ~ ! と言いたいところだが、海に投げ出された各人の服装は、まったく海水に濡れておらず汚れておらず、チュニスを出港した時の綺麗きれいなままにしておいたと言う。なんじゃそれは~ ? ! 仕返しするのと違うのん ? 嬉しいのは、シェイクスピアの戯曲らしい言い回しがてんこ盛りであること ( 当たり前 ) 思わず68年 「ロミオとジュリエット」 ( 5~6回は観てます ) の台詞が頭のなかを駆け巡ったほど、恋する2人の遣り取りが懐かしい。剣を振り下ろせば王位が簒奪できるぞ という悪魔の囁き ( ならぬプロスペラの弟の囁き ) のシーンはちょいとどきときしたが、何とここでも更にどこでも血の一滴も流れないという平穏さ ! それでいて、プロスペラは孤島からの復活を果たし、ナポリ王家にも喰い込むという実利を得るのだから凄い話ではないか。 地上のあらゆるものはやがて融け去り ・・・ ささやかな一生を締めくくるのは眠りなのだ、という諸行無常のひと言も、実利が美味しいその時に言われても、なぁ~としっくり来なかった。 ヘレン・ミレンは毅然とした名演。妖精にしては癖のあるご面相だと気になっていたエアリアル役は何とベン・ウィショー ! 父ものの代名詞みたいなクリス・クーパーは今回は純粋の悪役ながらお咎め無しの目出度しめでたし。皆さん、シェイクスピア役者みたいな発音&発声だったのかは英語堪能でないため不明だった ( 笑 )。 上品で、血腥くなく、平和的な結末が、今どき珍しく好もしいと思ったので★ひとつおまけしました。

  • シャオフー

    3.0

    エアリエルが大活躍!

    かつてはナポリの女大公として君臨していた‘プロスペラ’は 実の弟の陰謀により国を追われ、孤島に 美しいひとり娘とともに暮らしていた。 魔術を身に付け、空気の妖精や先住民の怪物を従わせ、 報復の時機を待っていた。 そしてついに、彼女が起こした嵐(tempest)により、 実弟と結託していたナポリ王たちを乗せた船が転覆し、 この島に流れ着く― ウィリアム・シェイクスピアが単独で書いた最後の作品とされる この原作を、もちろん(笑)読んだことはありません。 いつものごとく、絡み合った人間関係、裏切りや忠節、 恋と真実の愛などが島の各所で始まります。 もとのナポリ大公‘プロスペロー’という男から⇒女に 設定したことで、母親の娘に対する深遠な慈しみだとか、 (現代人からするとシェイクスピア作品の男は激情的過ぎる ように思えるのでむしろ理解しやすくなった)女がもつ 執念深さにうまく変換できた気がします。 こんなに小さな(?)島においても、権力を争い、 人を騙し陥れようとする愚かな男たち。場所が変わったとしても、 人間の本質的な部分は変わらないということ、またそれを怒り、 呪うけれども最終的に諦観し「赦し」を与えられるのは女ですよ・・ というのが隠されたテーマだとしたら極端な解釈かもしれませんね。 場面写真で見られる前衛的なビジュアルは素敵な映画の予感が しますが、変に長めにとった間(ま)だとか、引きの映像が多くて 白けた背景がやたらに映り込むところが何とも退屈しました。 舞台劇調を残したセリフは、トム・コンティは良かったと思うけど、 デヴィッド・ストラザーンとかクリス・クーパーなど 米国の俳優をキャスティングしたことが効果的に見えない一方で、 「映画」として考えればすごく自然に役に馴染んでいたという 奇妙なバランスでした。(※この二人は見た目はバッチリでしたし、 演技もうまくて、好きな俳優なんですけどね) 本作の見所は、プロスペラに隷従していた 妖精・エアリエル役のベン・ウィショーです!  セリフ回しもうまいですし、ひとり別撮りだったという 難しい状況で、怪鳥ハーピーに変身したり、妖精らしく 朗々と吟じてみたりと(歌声がとてもきれいです) 八面六臂の働きでしたよ~。

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