ここから本文です

オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式 (2010)

HOT TUB TIME MACHINE

監督
スティーヴ・ピンク
  • みたいムービー 31
  • みたログ 180

3.19 / 評価:84件

最後のオチは、あの映画のパロでしょ?

  • ナイスルール さん
  • 2012年3月4日 22時45分
  • 閲覧数 607
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

日本でも『三丁目のナントカ』のように「昔は良かった」風のテイストでほのぼのとストーリー展開する映画が一つのジャンルになりつつある。
確かに、今の袋小路にはまったような殺伐とした人間関係と不景気をベースにした閉塞感を思うと、人はいつの時代が一番幸福であったかを考えるようになり、結局は戦後の何もかもがゼロから出発した頃の日本人の、前向きで夢を何としても実現するのだという切実なまでの情熱に、親も子も爺ちゃん婆ちゃんまでもが一丸となって、励まし合い、労わり合って進んでいた昭和の一時期に行き着くようである。
さて、この映画は、そんなウェットでノスタルジックなテイストなどは微塵も感じさせぬ“明るさ”と“いい加減さ”で、ストーリー展開や結末をまったく知らないままに見ていると、それなりに充分に楽しめる映画になっている。
パロディのネタやジョークはベタだし、見ていてふつうに予想のできるストーリー展開と、余りに強引に話を持っていくご都合主義には、ストーリーがどこまで暴走しようとも最終的には妙に予定調和的に終わるのだろうという安心感さえ漂っている。
まあ、登場人物は誰一人としてその境涯に同情はするものの余り共感できる者を持ち合わせていないという薄汚い中年男と太ったオタク少年で、自殺未遂を起こすほどに落ち込んでいる友人を励まそうと、青春時代に楽しく馬鹿騒ぎをしたスキー場へ男だらけのバカンスに車一台でむさ苦しそうに行く安易さは、アメリカ人独特の能天気となりふり構わぬ自己中心的発想をよく表している。
タイムスリップ後(あれでタイムスリップできるとは、私としては椅子から転げ落ちそうな驚きで、誰が、何のために、いつ、あのような形状のマシンを作り、なぜ、よりにもよってあんなスキー場の個室のジャグジーに仕掛けたのかが最後まで説明されなかったのも、お話の舞台を最初からスキー場に決めていたところからこの映画の企画が始まった事を臭わせる強引さがある)主人公の甥っ子の“画像”がこれ見よがしに乱れるのも、甥っ子がいったい誰の子なのかをストレートに臭わせていて判りやすい。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のテイストをベースにして、いろいろな映画のパロディをばら撒いて軽い“謎解き”を進めながらの展開はそれなりに楽しめると思う。
主人公の友人の一人が、最後に一人だけ“過去”に残って人生をやり直すという、タイムスリップものにとっては“掟破り”な展開が待っているが、“現在”に戻った主人公達との再会を見ていると、「ああ、あれは、カルトな名作『ファイナル・カウント・ダウン』のパロなんだ…」と思えるだけでも、何となく懐かしく楽しい映画ではある。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • ファンタジー
  • 切ない
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ