いやよセブン
4.0点
1994年製作「太陽に灼かれて」の愛らしい少女ナージャが、2010年に大きくなって登場、監督と主演は前作同様ニキータ・ミハルコフ 、ナージャ役は監督の娘、ナージャ・ミハルコフ。 秘密警察ドミトリは元カノのマルーシャがコトフ大佐の妻となっていたことに嫉妬、コトフ大佐をスターリンの粛清の犠牲者にするのが前作。 今回はスターリンがドミトリにコトフ大佐のその後を調べさせるところから始まる。 政治犯となったコトフ大佐は一兵卒となってドイツと戦う。 ナージャは侵攻してきたドイツ軍から逃れる途中、幾多の危難に出会う。 戦場での戦闘シーンやドイツ軍の襲撃シーンは迫力があり、戦争の持つ非人間性を抉り出す。 しかし、何と言ってもナージャで、あの愛くるしかった少女が、過酷な運命に翻弄される様は、胸を締め付けられる思いだ。
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