ここから本文です

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 (2010)

SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD

監督
エドガー・ライト
  • みたいムービー 142
  • みたログ 854

3.29 / 評価:361件

解説

『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』などで熱狂的な支持を集めるエドガー・ライト監督が、カナダの人気コミックを実写映画化したバトルアクション・ラブコメディー。不思議な魅力を持つ女性に恋したことで、彼女の邪悪な元カレたちと戦う羽目になる青年の奮闘を、日本のゲームや漫画のパロディー満載で描く。主演は『JUNO/ジュノ』のマイケル・セラ。共演には『ダイ・ハード4.0』のメアリー・エリザベス・ウィンステッド、『17歳の処方箋』のキーラン・カルキンら多彩な顔ぶれがそろう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

売れないバンドのベーシスト、スコット・ピルグリム(マイケル・セラ)はゲームやデートに明け暮れていたが、不思議な魅力を持つ女の子ラモーナ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に出会い、恋に落ちる。しかし彼女には邪悪な元カレが7人もいて、全員を倒さなければ付き合うことができないという。大好きな彼女のため、スコットは次々に現れる元カレたちと対決することになり……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
(C)2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED

「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」ポップカルチャーにどっぷり浸かった若者の日常が反映された21世紀のミュージカル映画

 最近ではすっかり廃れてしまったけれど、かつてミュージカル映画は人気ジャンルのひとつだった。ミュージカルとは物語のなかに登場人物による歌唱が織り込まれた独自の形式で、登場人物たちは気分が高揚すると歌とダンスで自らの感情を表現することになる。歌唱パートが終了すると、まるで何事もなかったかのように普通のドラマに切り替わるため、初めて観る人は面食らうかもしれない。

 「スコット・ピルグリム」の魅力を説明するのは非常に難しいが、ひとことで言うなら新種のミュージカル映画だ。平凡な若者が運命の女性と出会ったことで、7人もの元カレ(女性を含む)と対峙しなくてはならなくなるというストーリーで、基本的には青春コメディなのだが、元カレが登場するたびにミュージカル場面に切り替わるのだ。

 しかし、この映画の主人公たちは美しい歌声を披露するわけでも、華麗なステップを踏むわけでもない。突然「ストリートファイター」のような格闘ゲームのキャラになりきって、非現実的でファンタスティックなバトルを繰り広げるのである。そして、決着がつくと、何事もなかったかのように元の生活に戻っていく。奇をてらっただけのような演出に見えながらも、ある年齢層の観客のハートを掴んで離さないのは、テレビやゲーム、映画といったポップカルチャーにどっぷり浸かって育った彼らの日常がしっかり反映されているからだ。まさに、21世紀のミュージカル映画と言えよう。(小西未来)

映画.com(外部リンク)

2011年4月28日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ