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劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム

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3.0

「お母さん、ありがとう」の映画

映画の内容はほぼ忘れた。 以下、単なる思い出というか苦労話。 私にとっては「お母さん、ありがとう」の思い出の映画。 お母さんとは、私の母のこと。子供にとってはおばあちゃん。 時はお盆前後。1日目に行ってみたら混んでて入れなかった。 「翌朝一番で購入しないと見られないかもしれない」という状況。 ・・・前売り券とかは全然考えてなかったので、私。 せっかくのお盆休み、朝は寝ていたいと思った私は母に買いに行かせた。 ・・・ひどいかな、でも朝はちょっと・・・。 年寄りが朝早く映画館の窓口でポケモン映画のチケットを購入するサマを思い浮かべた。「いや~悪いね~」とさほど反省していない私だったが、この時の恩は魂に刻んだ。いやでもほんと、助かったよ。 無事に子供達と映画を見ることができた。 手分けして。 この時の映画はなんともややこしいことに2本別々とのこと。 なんと。 映画館で(しかも当日券)、そんなにお金をかけてられないと思った私は、分担して見ることにした。 黒いほうを見る子達とそれに付き添う大人。 白いほうを見る子達とそれに付き添う大人。 「大丈夫。ポケモンなら1年経ったらテレビで見られる」と説得して、子供達にどちらか一つを選ばせて鑑賞した。 大人も分担した。いくらなんでも2つ同時に見る気力はない。 ここでもまた母に頼ったような。初めてポケモン映画を見て、孫と会話しようとする母の口調をおぼろげに覚えている。話の内容のピントはズレていたが。 子供達はパンフレットを見ながら、あーだこーだと情報のやり取りをしていた。 ・・・その会話の内容はすべて忘れてしまった。 なんだかやたらマカロンを食べたがってたな、そういえば。 「なんじゃ?マカロンって」という態度の私に、やはり母がいそいそと買ってきたような。 ちなみに我が家はゲーム機は買わせなかった。 「あんなもん買ったら、時間がごっそり食われるで」とか言いながら。 おかげで子供達はポケモン人形(フィギア?)を少しずつ買い集め、ほかの人形も参加させながら「ポケモンごっこ」に興じる日々を送った。 ちなみに、その様子を私は見せてもらってない。 「鶴の恩返し」のように「見るな」と扉をしめ切って子供達だけで遊ぶからだ。 時々「助けてー!」という声が漏れ聞こえたが、聞かなかったことにしておいてあげた。 終わった後、時々人間の人形がロープに逆さ吊りになってたりして。腕が取れてたり、足が取れてたりもしてたなぁ。 私が言うと、子供達は「あっ」と恥ずかしそうに片づけたりして。 なので、それ以上は追及しないでおいてあげた。 さてさて、待ちに待った1年後。テレビで黒のほうも白のほうも見てみた。 やはり、ほぼ同じだった。予想以上に同じだった。 「過酷なアニメ制作現場で、2つの別の話を同時に作ることは可能なのか?」と思っていた読みが当たった。だって、それまでも湯山監督が「間に合わないかも~」なんてコメントしてるのをテレビで見かけてたし。 ちなみに私が映画館で観たのは白のほう。 そのせいかもしれないけど、白のほうが良かった気がする。音楽や話の深みとか。 ここでもまた黒いほうを担当してもらった母に「悪いね、ありがとう」と思った。 という意味では、ポケモンの中でこの映画が一番思い出深い。

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