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素晴らしい一日 (2008)

MY DEAR ENEMY

監督
イ・ユンギ
  • みたいムービー 37
  • みたログ 133

3.58 / 評価:69件

ダメ男とネガティブ女・・・・

  • zip***** さん
  • 2011年10月4日 14時56分
  • 閲覧数 985
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

 見るからに、地味な映画ね…とは思ったけれど、
予告編を見た時に、妙に魅かれるものを感じてしまった。

 俳優さんに対する予備知識は全くなし。
間の抜けた顔立ちの男性とやけにアイメイクのきつい女性。
韓国映画は、「冬の小鳥」以来 2本目。

 でも、これが驚くほど良かった!! 
淡々とした、ストーリーらしいものの殆ど無い作品ながら
細やかなシーン・セリフの中にキラリと光るものが
いっぱいあって、切なくて涙がこぼれました。

 それほど周囲では話題にもなってなかったし、どうしようか
迷った映画だったけど、本当に、見てよかったと
心から思った映画でした。
 
 大体私は、良いと思った映画に対する星の数は多い方で
評価は甘い方かも知れませんが、これは文句なしに☆5つです。
 
 最初はだらしないチャラチャラしたいい加減な男に見えますが
徐々に交流関係から推察される彼の実像?が分かって来るにつけて
印象がちょっと変わって来る。
 
 借金の取り立てに始まった彼と彼女の関係が少づつ近寄ったり
離れたり、口マメないい加減な男の口車に乗ってなるものか!
と、警戒感を露わにしている彼女が徐々にほだされていく感じ…
上手いなあ~と、しみじみ感じ入ります。
 
 良いヤツなのか悪いヤツなのか?信じられるヤツなのか
そうでないのか・・・・・ひょっとしてその場その場を
調子よく泳いでいるだけの男じゃないのか?!
騙されてなるものか!

 仏頂面のヒスの心がほぐれて行く様子。
缶コーヒー一つ買うだけで表現されていたり。
駐車料をめぐる細かいやりとり。
肩肘張って生きている彼女の切羽詰まった感じが
いじらしくて可愛らしく思えます。
結局結婚しなかった、現在の彼女の孤独感。
 
 結局、陰と陽ではあるけれどどこか二人の感性は反発しながらも
求めあっているようにも・・・・
借用書でまた繋がっていくのだろうな~
(本編が一旦終わったかのように見えた、その後のシーンに
 二人が登場。「CHOI の店」と書いてある風な看板?などが
 画面に登場して何だか明るい未来に続くようにも 見えましたが…)

 切なくて淋しくて、でも前を向いて生きて行こうとしている二人。
あまりに演技が素晴らしかったから、劇中の人物にすっかり思い入れ
深くなってしまい、「お幸せにね」と、言葉を掛けてあげたく
なりました。

 とにかく、思った以上に考えさせられる深い映画だった
ような気がします。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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  • 知的
  • 切ない
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