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アンノウン (2011)

UNKNOWN

監督
ジャウマ・コレット=セラ
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3.58 / 評価:1,442件

解説

『96時間』のリーアム・ニーソンを主演に迎えた、ベルリンを舞台に繰り広げられるアクション・スリラー。交通事故から目覚めると妻が自分のことを忘れ、別の男が自分に成り済ましていた上に、何者かに命を狙われる羽目になった男が、奪われた身元を取り戻そうと奮闘する。監督は、『エスター』が高い評価を得たジャウマ・コレット=セラ。共演には『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガー、『マイケル・コリンズ』でリーアムと共演したエイダン・クインら国際色豊かな顔ぶれがそろう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)が意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男(エイダン・クイン)が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。タクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)の協力を得て、マーティンは真相究明に乗り出すが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2011 DARK CASTLE HOLDINGS, LLC
(C)2011 DARK CASTLE HOLDINGS, LLC

「アンノウン」これぞリーアム・ニーソンが放つ“驚愕の身元”シリーズ第2弾だ!

 異国の地、孤立無援、巨大な陰謀、どんでん返し……。これらのキーワードに鑑賞欲をそそられるスリラー好きの読者に、ぜひお薦めしたい快作である。古都ベルリンで不測のトラブルに見舞われ、アイデンティティーを失ってしまったアメリカ人学者の苦闘。ここでいうアイデンティティーとは、この手のジャンルにありがちな“記憶”ではなく、辞書に載っている意味そのままに“身元”のことをさす。

 自分の名前も職業も、ベルリンに来た理由もすべて覚えているのに、その事実を証明する術(すべ)がない。同伴してきた愛妻には「あなた、誰?」と告げられたうえに、主人公の名前を語る別人が現れ、揚げ句の果てには殺し屋が迫ってくる。こうした不条理な異常事態の勃発が手際よく描かれる導入部からして、往年のヒッチコック作品や「コンドル」「フランティック」などを彷彿(ほうふつ)させる上質なスリラーのエッセンスが濃厚に匂い立つ。

 そして主演俳優がリーアム・ニーソンだということも忘れちゃいけない。彼が50代半ばにしてアクションに開眼した「96時間」は、まさに意外な“身元”を隠し持つ中年男の話であり、かなり唐突な設定を力ずくで見せきることによって問答無用の映画的快感を喚起していた。その点「アンノウン」は、終盤に明かされる衝撃の真実がより論理的なミステリー的興趣と結びついており、主人公の“身元”自体が巧妙なトリックになっている。「96時間」に続くニーソンの“驚愕の身元”シリーズ第2弾としても大いに楽しめるはずだ。(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2011年5月12日 更新

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