ここから本文です

大鹿村騒動記 (2011)

監督
阪本順治
  • みたいムービー 150
  • みたログ 926

3.59 / 評価:419件

伝統とは尊いものなのですよね、原田さん。

  • movie oyaji さん
  • 2012年2月8日 23時52分
  • 閲覧数 255
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

いやぁ~贅沢な映画だこと。
日本各地に継承されている伝統芸能は数あれど、最もポピュラーなる映画という媒体を通じて紹介されたこの「大鹿歌舞伎」はどれだけの嬉しさと恩恵を受けたことだろうか。
ひとりの俳優に見初められ日本国中にその存在を知らしめられた「大鹿歌舞伎」その関係者はおおいに企画発案者のひとりの俳優に感謝すべきであろう。
でも、その俳優はもはや天上人なのである。

土着の味わい濃くふざけたユーモア溢れる、おとっつぁん達の大衆歌舞伎を愛する人生劇場と言ったところですかね。
こんな片田舎の民衆芸能など本来ならひっそりとスポットなど浴びることもないのだろうが、今回だけは一流映画人たちがこぞって熱演してしまう気前の良さだ。感心したのは素人歌舞伎役者に仕立てるメイク。そう隈取が忠実だったのが素晴らしい。映画製作スタッフが携われば本格的な隈取を施されることでしょうが、劇中はそんな心配はどこ吹く風だったよ。下手くそな素人ばりの隈取のメイクにほっと胸をなでおろしましたよ。

これだけ贅沢な俳優陣を起用し、とぼけたおっちゃんたちの鑑賞者を笑かそうとする一生懸命さがほのぼのと伝わる伝わる。それだけじゃなく中堅、若手役者らが絡んできて嫌味なく交じり合うスパイスがピリリと効いている。
そんな中、脇を固める役どころに居た紅一点、松たか子が、間違えば単なるじじばば映画になりさがる作品内容にひと筋の光明を与えてくれているんですよ。これは俺の映画鑑賞基準に常に女優ありきという自論が入っているからだとも思うけどね。

ひとりの俳優が心を奪われた大衆芸能「大鹿歌舞伎」を紹介する企画は素敵でしたが、そこに注入するエピソードにインパクトがなかったのが個人的には物足りなさを感じてしまったかな。
それと撮影時には、病気の身体をおしての演技だったと知ってからの鑑賞だった為に、痛々しい演技を見守る気持ちで観てしまったのが作品評価に如実に表れてしまったようだ。
そんな彼の命がけで後世に伝えようとしたものは確かにジ~ンと胸の奥に迫るものがあったよ。流石だよ。300年と言わず未来永劫に続いていくのでしょうね大鹿村伝統芸能。
原田芳雄の大見得とともに・・・・・。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • 切ない
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ