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大鹿村騒動記 (2011)

監督
阪本順治
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3.59 / 評価:419件

天下御免の大傾奇

  • しんまん さん
  • 2012年5月9日 12時48分
  • 閲覧数 508
  • 役立ち度 18
    • 総合評価
    • ★★★★★

本作は原田芳雄さんの遺作である事は有名な話である。

元々は原田さんが監督の阪本順治に

「歌舞伎を映画にしようよ」と言った事がきかっけで

原田さんがハマッていた

長野県の大鹿村の伝統として受け継がれている歌舞伎を

テーマにした作品である。

この大鹿村は歌舞伎大好きの村で歌舞伎の伝統が

300年と言うから驚きである。

歌舞伎の舞台となる大碩神社は歌舞伎が年二回行われる神社で、

舞台を回転させる回転盤も実在し劇中でも使用されている。




村の友人だった治(岸部一徳)に女房の貴子(大楠道代)と

駆け落ちされた善ちゃん(原田芳雄)。

18年の歳月を経て村に戻って来た二人だが

貴子は認知症にかかっていた。

貴子を返すと言う治だが・・・




とにかく原田さんと岸部の掛け合いが面白い!

普通は女房を奪った、奪われたと言う関係ではありえない

会話や行動が絶妙の間でとにかく笑えるのである。

そして熟練俳優達のちょっととぼけた演技も面白い!

ギャグではないのだが、田舎ならではのおかしさを役者さん達が

自分の役に徹している所がなんとも面白いのである。

そして村民達に次々と降りかかる災難!(笑)

村民達は無事歌舞伎舞台をやり遂げる事が出来るのか?!




ベテラン俳優陣の中、

やっぱり異才を放っているのは原田さんである。

まず善ちゃんの経営しているレストランが「ディア・イーター」。

「ディア・ハンター」なら分かるが「イーター」って・・・(爆)

挙句の果てに「馬鹿鍋始めました」って・・・(爆)

雨宮が登場し歌でも歌いそうなフレーズである。。。

そしてカッパにテンガロンハット、パッチにババシャツに腹巻、

もうそのイデタチだけで笑かせてくれます!

しかし、一旦歌舞伎舞台に上がると

全く違った魅力を見せてくれる。

原田さんの集大成とも言える魅力満載です。

ホントに遺作とは思えない程、輝いています。




そして娘のマリさんとは初共演で最初で最後の映画でもある。

エンディングの歌も故、

忌野清志郎さんの歌と言うのも何かの縁だろうか?

善ちゃんの最後のセリフ「幕は開いたばかりだ!」

の言葉が耳に残る。

まさに原田芳雄の天下御免の大傾奇(おおかぶき)!

是非その目に焼き付けて下さい!

詳細評価

物語
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