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インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 (2010)

INSIDE JOB

監督
チャールズ・ファーガソン
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3.73 / 評価:104件

米金融業界視点を軸に描いた腐敗構造

  • voifvolf さん
  • 2021年7月20日 16時50分
  • 閲覧数 68
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

長編アカデミー賞受賞した本作。

レントシーキングとそれに呼応した天下りのループ、政財学の癒着構造はどうしようもないレベル。その間で立ち回る格付け機関やロビイストも完全に同罪。際限のない自由化=新自由主義の弊害がもろに描かれている。

冷戦終結が「歴史の終わり」と言われ、自由主義陣営は高らかに勝利宣言を行い、自由主義をあらゆる面で加速させていった。強圧的自由主義の様相を呈していたが、リーマンショックで冷や水をぶっかけられる。が、本当に反省しているのか極めて怪しい。

ウォール街に重顧客を抱える精神科医が指摘してた通り、もはや倫理観も破綻した連中が集う場所と化してる。
金という力を手に入れ、際限なく加速しつづける強欲からくる腐敗がとにかく酷すぎる。金融からの連動した腐敗は経済界全体に及び、学会まで浸透しておりハーバードやコロンビア大などのTOP大学も言わずもがなである。
自由化に誘導するような言説を金の力で書かせてるし、元々が金融業界の人間なり政府高官でもあったためさらにタチが悪い。

金の力は凄まじい。リーマンショック以降、金融界のロビー資金はさらに膨れ上がっており規制反対の為なら金に糸目を付けないようだ。

取材を断ったグリーンスパン、バーナンキら元FRB議長連中、他、政官財含めた金融関係者個々人、格付け機関のムーディーズ、途中から断ったハーバードとコロンビア大学の経済学部は恥を知れと言いたい。


●マイケルムーアの「華氏911」
●ジャスティン・ペンバートン 「21世紀の資本」(※ピケティ本の映画化)
●ヨハン・グリモンプレ「シャドーディール 武器ビジネスの闇」

あたりと合わせて視聴することをお勧めする。

詳細評価

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