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ファースター 怒りの銃弾 (2010)

FASTER

監督
ジョージ・ティルマン・Jr
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  • みたログ 344

3.10 / 評価:156件

解説

自分と兄を陥れた者たちへの復讐(ふくしゅう)を遂行する刑務所帰りの男と、彼を追う退職間近のベテラン警官、さらには男の命を狙う若き殺し屋の三つどもえの戦いが展開するサスペンス・アクション。復讐(ふくしゅう)に燃える主人公を、『スコーピオン・キング』のドウェイン・ジョンソンが演じる。共演は『スリング・ブレイド』のビリー・ボブ・ソーントン。肉体派のドウェインが見せるアクションシーンはもちろん、スリリングな物語の行方にも注目だ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

兄と自分を陥れた者たちを全員抹殺しようと心に誓う男ドライバー(ドウェイン・ジョンソン)は、10年の刑期を終えて出所し、1人目のターゲットを射殺。あと少しで定年を迎える初老の刑事コップ(ビリー・ボブ・ソーントン)と同僚の女性刑事シセロ(カーラ・グギーノ)が、この射殺事件を担当することになるが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「ファースター 怒りの銃弾」想定外の濃淡とサスペンスを味わえる拾いものの快作

 敵役<キラー>の携帯の着信音は「続・夕陽のガンマン」のテーマ曲だ。これは嬉しい。こうした小ネタに気が回っているということは作品をかっこよく仕上げたいという現場の空気を象徴する。モリコーネの使用はタランティーノが視野に入っているといっていいからだ。これは拾いものの快作だ。拾いものとはこういうことである。

 タイトルからくるイメージ、銃を手に仁王立ちしたドウェイン・ジョンソンの姿からストレートでチープな復讐劇を想定していた。出所した<ドライバー>=ドウェインが問答無用で復讐戦に突入……と。ところがフラットなストーリーラインに意外な濃淡、サスペンスが隠されていた。その濃淡はたとえば彼を追う<コップ>=ビリー・ボブ・ソーントンの息子の存在だ。野球をやっているが肥満ゆえに補欠止まり。その彼を妻との復縁の切り札として卑屈なまでに持ち上げるソーントン。また若くスマートなセレブの<キラー>には、幼年期の難病というトラウマを与えている。<ドライバー>が失ったものはもちろん時間だけではない……。

 

濃淡を生むこの脚本がなかなかにくせ玉で、これが実に楽しめるのだ。リングネーム=ザ・ロックことドウェインの肉体ならたいていの難事に無敵だろうと観客は期待するし、その期待値の高さを製作側も裏切れない。それを前提にしてのひねりの快感をおそらく観客のだれもが感じるだろう。(滝本誠)

映画.com(外部リンク)

2011年5月19日 更新

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