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チェイシング/追跡 (2008)

TENDERNESS

監督
ジョン・ポルソン
  • みたいムービー 3
  • みたログ 127

2.64 / 評価:47件

地味なラッセル・クロウ

  • B級レンジャーK さん
  • 2012年10月5日 7時50分
  • 閲覧数 1300
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

本作は、ラッセル・クロウ主演映画にも拘らず日本では劇場未公開だった映画です。
ラッセル・クロウ主演映画でソフトスルーって、一体どれだけB級なんだろうかと、ある意味違う期待を持って鑑賞して見てみましたが・・・結果、私が期待したようなB級路線の映画ではありませんでした。
これは単純に地味な映画だったからソフトスルーになったんですね(笑)
ラッセル・クロウ主演映画では歴代1位の地味さでしょう。
まあチェイシングとか追跡とか派手そうなタイトルやラッセル・クロウ主演と言う要素に拘らなければそれほど悪い映画ではなかった印象なのですが、ラッセルが主演じゃなければ鑑賞することも無かったでしょうし、ラッセルが主演となれば期待しない訳にもいかないでしょうから、結果世間の評価が芳しくないのは致し方ないところでしょうな。

で、ラッセル・クロウが演じた主人公の刑事・・・一体どんな追跡劇を見せるのかと思ったら、地味~に場面場面ちょこっと出てくるだけで、大した追跡劇にはなりませんでしたね(苦笑)
チェイシングと言うぐらいですから、当然カーチェイスやアクション劇も少しはあるのだろうと思っていましたが、それも無し。
かと言ってサスペンスフルな展開にもならず。
結局のところ本作は、主要登場人物3人の暗く重々しいヒューマンドラマだったようで・・・。
心理描写を楽しむ通好みの作風でしたので、この手の映画が好きな方にはそれなりに楽しめる内容だったと思うのですが、このタイトルでは映画通の方は見ないでしょうし、私のようにアクション映画やB級映画を好む人種にとっては地味過ぎて少々物足りなさを感じてしまう内容だったのではないかなと・・・。

それと、実際の主人公はラッセル・クロウ刑事が追うジョン・フォスターが演じた少年?エリックの方でしたね。
少年院から出所したエリックはきっとまた殺人を犯すと確信しているラッセル・クロウ刑事。
彼が犯行を犯すのかどうなのか・・・それをヤキモキしながら延々待ち続ける・・・流れ的にはそんな感じの映画でしたので、まあつまり地味なんですよ。
そのエリックの心理描写が本作の見所となる訳ですが、重かったなぁ・・・。
苦悩であるとか心の葛藤については良く描けていたと思うし、十分評価に値する出来だったとは思うのですが、正直見ていてかなり疲れました(苦笑)

更には、エリックとひょんなことから一緒に逃避行することとなった少女ローリが、これまたエリックに勝るとも劣らない屈折した心を持つ少女だったことから、重苦しさに更なる拍車を掛けた印象です。
何故ローリはエリックに惹かれ、殺人犯と知りながらも行動を共にしていたのか・・・その答えが少しづつ明るみになっていく様子も本作の見所だったかとは思いますが、これも重かったなぁ・・・でもこの心理描写、何気に良く描けてはいたんですよね~。
ローリとエリックが抱えていたやりきれない心の闇・・・本当に切なかったです。
そんな訳で、総じて見れば悪い映画ではなかったと思うのですが、見終わって残ったものは疲れのみだったことから、単純に私の好みの映画では無かったようで・・・。

ちなみに、エリックを演じたジョン・フォスターはベン・フォスターの弟なんだとか。
似てない・・・。
もう少し怪しさみたいなものを醸し出せるようになれば、兄のようにブレイク出来るんだろうけど。

詳細評価

物語
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