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七つまでは神のうち (2011)

監督
三宅隆太
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2.66 / 評価:88件

力量不足。いい加減で説得力のない駄作。

久しぶりに★一つとする駄作。
今の日本には年間万単位の行方不明者がいるのは事実だが、それをダシにした悪趣味な作品。

まず序盤からおかしな描写ばかり。
繭(日南響子)は立ち寄ったビデオ店の駐車場で、少女を監禁しているバンを見つける。
驚いてしまうのは、少女を縛って監禁しているバンに何の細工もないこと。
スモークもカーテンも何もなし、外から丸見え状態である。
しかもそれを駐車場に置く犯人。
すぐに戻って来るが、繭は父親とともに追跡。
通報はしない。
しろよバカ。

犯人の正体も狙いも終盤で明らかになるが、こういう穴あきまくりのオハナシに早くも呆れた。
ちなみにこの時にミイラ遺体が出てくるが、意味不明。
こじつけて解釈することはできはするが、それにしても乱暴でいい加減な作りである。

その後も少女たちが行方不明になっていくが、犯罪劇なのか心霊モノなのかハッキリせずに進んでいく。
時間軸をずらして描いて「呪怨」のマネをしている感もあるが、夢オチ劇オチというバカバカしくて安っぽい脚本、しかも下手な演出に閉口させられる。

終盤では凄惨な殺害シーンがあるがこれが下手。
フーン、これがやりたかったのね、としか思えない。

たかだか82分の作品でもうまくまとめきれず、退屈感と長尺感さえ覚えせる演出力は完全に力量不足。

ことの真相はセンセーショナルなもので、ストーリーも悪くはないのだが、20分程度の短編を強引に82分に引き伸ばしたような作品である。

良かった点は繭を演じた日南響子の可愛さくらい。
実に可愛くプロポーション(胸のあたりの)も良いのだが、かつて女性の妬みと反感を買いまくって結局パッとしなかったある女優(最近は海外作で「活躍」しているね)に顔立ちが似ている。
そうならないようにこれからも頑張って、いい女優に成長してほしい。
それにしても初の主演作がこんな駄作で、劇場公開されちゃうのがかわいそうになってしまう。

DVDでひっそりと棚に並ぶだけがお似合いのお粗末作。
監督の三宅隆太にはまだまだ勉強が必要なようだ。
やりたいことはわからないでもないが、それさえやればあとはどーでもいーや、といういい加減な姿勢が透けて見える。

不条理だろうがオカルトだろうが、説得力があればこそ。
本作にはそれがまるでない。
多少のアラ(ツッコミどころ)があっても、テンポの良さや映像のうまさなどでカバーできることもあるが、本作に特筆すべきところはない。
構成だけは凝ったつもりのようだが、ほとんどが裏目に出ている。

脚本演出の力量不足で駄作になった本作だが、予告編だけはよくできましたと言っておこう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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