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スノーフレーク (2011)

監督
谷口正晃
  • みたいムービー 19
  • みたログ 58

2.15 / 評価:39件

桐谷美玲を堪能する(しかない)映画

  • B級レンジャーK さん
  • 2013年3月23日 7時53分
  • 閲覧数 2062
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

本作は、劇場公開時に先日鑑賞した「乱反射」と二本立てで同時上映された作品なのですが、まあ好みの問題もあるとは思うのですが、設定にあまりにも無理があり過ぎて、「乱反射」のように感情移入することも無ければ、話自体にもそれほど引き込まれることはありませんでした。
見る順番が違っていたらまた違った感想になったのかもしれませんが、劇場公開時も「乱反射」→「スノーフレーク」の順番で公開されたようですしね・・・。
「乱反射」が思いのほか良かったので、つい過度の期待をしてしまいました(苦笑)
まあ「乱反射」はアイドル映画らしさ全快の青春純情ラブストーリーでしたから、ある程度脚本・演出がアレでもそれが逆に可愛さを引き出したりしてツボに嵌ったりもしたのですが、こちらはミステリーがメインでしたから脚本・演出がかなり重要になってくる訳で、さすがにそう簡単にはコトが運ばなかったようですね。
ある程度映画を見てきている方ならば、さすがにこの出来で絶賛することはないでしょう。

ただし、そこはあくまで桐谷美玲主演ありきで作られた桐谷美玲ファンの為の映画・・・単純に桐谷美玲を堪能する為だけに見るならば、全編出ずっぱりの桐谷美玲を心行くまで堪能できる作品になっていましたので、ある意味最高の映画だったと言えるでしょう。
「乱反射」のような甘酸っぱい青春純情ラブストーリーで見せる顔と、本作のようなミステリー仕立ての作品で見せる探偵のような顔、劇場公開時は2つの顔を同時上映で見れたのですから、ファンにとってはたまらない贈り物になったことでしょうね。
しかし、桐谷美玲ファンじゃない人が単品で本作をDVD鑑賞したならば、厳しいことを言えば褒めどころをさがすのが難しいぐらい(函館のロケーションは良かったですが)ミステリーとしては破綻していたんじゃないかなと思いましたね。
ただミステリー映画ファンが本作を見ることもないでしょうから、あくまでアイドル映画目線で本作の感想を述べるのが正論と考えれば、歌を歌うイメージのない桐谷美玲による主題歌と挿入歌も堪能出来ましたし、他の映画で見せるツンデレ系とはまた違った一面も堪能出来ましたので、桐谷美玲ファンならば当然見て損は無い映画、それ以外の方は・・・な映画だったのではないでしょうか。

さて内容の方ですが、本作は幼い頃に事故で亡くなった幼馴染の男の子・速人を忘れられない桐谷美玲演じる主人公の短大生・真乃が、ある日偶然速人にそっくりな子を見かけ、調べていくうちに不思議な事件に巻き込まれていく・・・とまあ、そんな内容になっていました。
まず、幼い頃の設定に関しては全然悪くなかったと思いましたよ。
女の子1人に男の子2人の幼馴染の設定は、甘酸っぱさ全快で結構ツボな設定でした。
これが女の子2人に男の子1人のパターンだとドロドロしそうで嫌ですが、ドリカム編成だと青春映画っぽくて何かキュンとしちゃうんですよね。
死んだ速人と違ってもう1人の幼馴染である白石隼也演じる透が、イケメンだけどちょっと三枚目キャラで頼りない感じなのがまたもどかしくて良いんですよね。
これがホント青春ラブストーリーならかなり面白くなりそうな設定だったのですが、残念ながらミステリーメインの映画でしたので、その後キュンもクソも無い展開になってしまったのはちょっと勿体無かったなぁ・・・。

肝心のミステリーに関しては、 たくさんの伏線を散りばめつつも、何も活かせないまま最後は2時間ドラマの崖の上的な演出になってしまい、残念の一言です(苦笑)
崖の上的なあのシーンは、誰が見てもさすがに・・・と思われることでしょう。
二本立てではなくて長編として作られていたら、もう少し違った展開もあったのかなぁ・・・原作未読なんで、よくは知りませんが。
それと、本作の鍵を握る存在となった速人に瓜二つ、いや、瓜四つと言われるぐらい激似な従兄弟・勇麻が、ことごとく物語の雰囲気をぶち壊していた印象なんですよね。
演じた青山ハル(現在は佐々木大介の芸名に改名しているらしい)の演技が、他の方も指摘していますが、どう考えてもアレで・・・。
白石隼也が演じた透が真乃を健気にサポートする姿が思いのほか悪く無かっただけに、ちょっと勿体無かったですね。
それにしても白石隼也は「大洗にも星はふるなり」なんかでもそうでしたが、イケメンなのに全く頼りない辺り、ホント良いキャラしてますよね。
後は演技力かな(笑)

そんな訳で、あくまで本作はミステリーではなく、桐谷美玲を堪能する映画と言うことで(白石隼也ファンもそこそこ堪能できるかな)、お間違えのないよう・・・。
ただ、今時こんなミステリーもなかなか見れませんので、ある意味貴重と言えば貴重かもしれませんよ。

詳細評価

物語
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演出
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