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復讐捜査線 (2010)

EDGE OF DARKNESS

監督
マーティン・キャンベル
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3.56 / 評価:354件

解説

『アポカリプト』などで監督業に励んできたメル・ギブソンが、『サイン』以来およそ9年ぶりに主演を果たしたアクション・サスペンス。娘を殺された父親が、強大な組織に果敢に挑む執念を映し出す。1985年製作のイギリスのテレビドラマ「刑事ロニー・クレイブン」を、同シリーズを手掛けたマーティン・キャンベル監督が自らの手でリメイク。スリリングな展開と共に、復讐(ふくしゅう)の鬼と化した父親を演じるメルの危機迫る姿が目に焼き付く。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ある日、ボストン警察殺人課に勤務するトーマス(メル・ギブソン)の自宅の玄関先で、彼の娘が射殺されるという悲劇が起きる。腕利きの刑事である彼は自ら捜査に乗り出し、やがて娘が勤めていた軍事企業に絡む巨大な陰謀にたどり着く。自分の目の前で最愛の娘の命を奪われたトーマスは、度重なる捜査妨害や命の危険も顧みず突き進み……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2009 GK Films, LLC. All Rights Reserved.
(C)2009 GK Films, LLC. All Rights Reserved.

「復讐捜査線」復活のメルギブが豪快に突っ走る骨太サスペンスドラマ

 いかにもB級イメージのタイトルなので、メル・ギブソン久々の主演作でなければ、危うく見逃すところだった。B級どころか、軍需産業に絡む政治権力の横暴を告発する骨太のドラマは一級品。オリジナルは英BBCが85年に製作したTVシリーズで、その脚本を手掛けたのが「ミニミニ大作戦」のトロイ・ケネディ・マーティンだったというのだから、面白さも納得。娘を殺された刑事が犯人を追及していくうちに巨悪を暴く結果になるサスペンスも極上だ。

 ちょっぴり老けたメルギブは女っ気なしで父親役に徹し、その代わりと言うわけでもないだろうが、謎の殺し屋レイ・ウィンストンと、人生の終点が見えた中年男同士のクールな友情を見せてくれる。いつもは凶暴な役が多いウィンストンだが、今回は味なセリフを連発して男の心意気を見せる美味しい役。激高型のメルギブと対照的に静かな男を坦々と演じているのが見事だ。

 惜しいのは、後半、悪いヤツらの攻撃がバタバタと荒っぽくなる点。本当は、じわじわとクビを締めて虚しさを感じさせる手口の方が権力の犯罪らしくて怖いのだが、ギャングもどきの派手な襲撃の連続になってしまった。ただし、今の日本人が心底怖いと思うリアルな攻撃も仕掛けられている。こういう殺し方もあるのかと、ゾッとした。(森山京子)

映画.com(外部リンク)

2011年8月3日 更新

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