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少年と自転車 (2011)

LE GAMIN AU VELO/THE KID WITH A BIKE

監督
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ
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3.58 / 評価:257件

肉親以上恋人以上

  • ガーディニア🥺 さん
  • 2020年8月11日 21時13分
  • 閲覧数 60
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ダルデンヌ兄弟監督による、最新作「その手に触れるまで」に近い作品だと思っている。

共通するのは、少年が主人公であり、少年を深い愛情で包む本来他人のおばさんとの関係。

「その手に」では宗教にはまった少年、本作では親に捨てられた少年が描かれている。彼らは結局は余計なお世話な他人のおばさんに助けられるのである。

少年が社会にもまれて転んでは起き上がる姿は「野生の王国」を見ているようで楽しい。思わずその成長を見守りたくなる。
ひょんなことから少年を受け入れたサマンサ。婚期を逃した雌ライオンが、孤独を埋めるべく、鹿の子供を育てるようなことがあるらしいが、それに近いものを感じた。

少年が自転車を大切にする理由は、物語の流れで、それが変わっていく。子供に大事なのは深い愛情と教育と帰る家。それさえあれば、本当の親でなくとも子供は成長する。

不良の友達からも、肉親からも捨てられて、孤独に夜の街を、里親サマンサの元に帰る少年の姿に泣けた。この子の親になるために、冷たい恋人や金も捨てて受け入れたサマンサの愛情に泣けた。

「その手に」も含め、昔の80年代の大映ドラマみたいな内容だが、きっと今の日本ではこういう素直で愛のこもった作品は作れないだろうなとも思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 絶望的
  • 切ない
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