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11文字の殺人 (2011)

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2.50 / 評価:12件

低予算・地味な2時間ドラマ

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2020年4月7日 15時55分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

映画ではなく2時間ドラマですが、DVDでレンタル視聴可能ということで、Yahoo映画にも上がってるわけでしょうか。
 昭和から平成初期ぐらいにお茶の間で好まれた「横溝正史なんとかシリーズ」系ドラマとそっくりの雰囲気をもっています。映画ならもっと大掛かりな映像や音響で楽しませることに力を注ぐのが普通ですが、これは非常にこじんまりとまとめられて、いかにもテレビ的。

 世間から隔絶した閉鎖空間(このドラマでは無人島)の中で起こった殺人事件の犯人を、その閉鎖空間の中にいた数人の人物たちの中から探し出す、という組み立ては、これはもう推理小説の古典的定型です。
 東野圭吾の原作は、この定型を真正面から踏襲したもので、「いちばん犯人らしくない人物が犯人だ」というルールもちゃんと守ってるし、推理小説好きにとっては子供の頃から住み慣れた我が家にいるように安心して見られる作品ではありますが、意外性とかオリジナリティとかを期待する人には、まあ退屈ですね。

 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、探偵役の女流小説家・結城梨花子(永作博美さん)は当然別として、それ以外に出てくる登場人物は、1人を除いてみんな、人殺しぐらいやっても全然おかしくない、いかがわしい人物ばかりです。
 ということは、犯人は誰なのか、推理小説ファンならもう3分の1ぐらい見たところであらかた見当がついてしまう。だからこそ安心して見れるわけなんですけれど。

 出演者は、これも低予算2時間ドラマの定型で、主演級の数人にだけ有名な人を起用して、あとは無名な人たちでまかなう方式。
 「なんとあの誰それがこんな役で」みたいな意外性もありませんし、実際の演技も、まあ無難にこなしているという程度で、見所はあまりない。

 わざわざ探し出して見るほどの作品じゃありません。
 ただ、夫と別れた経緯を物語るシーンでの永作博美さんの涙はとても共感がこもっていて、こんな小規模なドラマでも全力で演じておられる姿には好感を持ちました。30年来の永作ファンです。

詳細評価

物語
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