心に残る秀作
- ame_yachi さん
- 2012年5月19日 12時10分
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- 総合評価
脚本、映像、俳優すべてにおいて一級品の映画だと思う。キルギスという馴染みの薄い国に、こんな素晴らしい映画人が居ることを知ったことは収穫だった。余韻の残るラスト、込められたメッセージに心打たれる。
とはいえ、なかなか辛い話なので2度見る気にはなれないかも…。どうも自分は「素朴で美しい世界が、文明やら権力に蹂躙される」というシチュエーションに弱いらしい。どうかキルギスの人々が、孫の代まで美しさを失わずに居られますように!(汚れきった日本人が言うのも説得力無い気がするけど)
※バレ※
接待は台無しになったものの、明り屋さんの行動によって少女は救われ、貧しいながらも民族の誇りをもって生きていく。親友マンスールも中国人や政治家の手を借りずに村を発展させようと決意。明り屋さんは制裁を受けるものの九死に一生を得、家にたどり着くとそこには煌々と輝く電灯が…
…と無理やり解釈することにした。だって悲しいんだもの。
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- 切ない
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