あらすじ・解説
ロシア語を学びつつ雑誌「愛国婦人」の編集を務めていた湯浅芳子(菜葉菜)は、先輩で作家の野上弥生子(洞口依子)から中條百合子(一十三十一)を紹介してもらう。わずか17歳で「貧しき人々の群」を発表し、天才と称された百合子は、古代ペルシア語研究者である荒木茂(大杉漣)と結婚するも、その生活は徐々にうまくいかなくなり……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(4件)
- tsu********
2.0点
二人の女性の全然感情のこもっていない棒読みセリフ、コメディ映画のようなオーバーアクトを強いられている大杉漣、うだうだとなかなか進まない脚本。 配役もひどければ演出も脚本も編集もいただけません。 そして極めつけは、これから盛り上がっていく展開が待っているところで尻切れトンボ的な終幕。 敢えてこの部分を切り取ったなら、それなりに見せる工夫を見せて欲しいのですが、作り手の意図がまったく伝わらない映画になってしまい残念でした。
- sum********
5.0点
湯浅芳子と中條百合子(後の宮本百合子)。 日本近代女性史に名を残す二人だが、現代では、その実像は歪められ、それどころか忘れられようとしている。 時は大正の終わり。 この時、日本にもこんなにも自由な精神があり、愛があったという事を。 それが瑞々しい映像として、滅びゆくメディアである35ミリフィルムに焼きつけられている。 彼女たちの姿は、ピンク映画の世界で孤高の闘いを繰り広げてきた、浜野佐知監督の姿と重なる。 多くの魅力的な女性がキャスティングされ、この映画の女性映画たることを示している。 主演の一人である大杉蓮も、古巣に戻ったかのような伸び伸びとした演技が光っている。
- kat********
1.0点
期待半分怖いもの見たさ半分でしたが、主演ふたりのお芝居が棒すぎて、まったく登場人物に共感できずイライラしたまま映画が終わってしまいました。 女優のせいで大杉漣までダメに見えてくるし。。ああもう。 なぜこの女優二人をキャスティングしたのか理解できませんでした。 歌手の彼女の方はそれでも時折ドキッとさせる表情が見えたけど。。 どうせ無名な役者を使うならば、もっと存在感のあるキラリと光る人がいくらでもいたのでは? それとも単に監督さんに演出力がないだけなんでしょうか? なんか胸につかえる不快感だけが残りました。
- ann********
4.0点
ロシア文学翻訳者の湯浅芳子と小説家の宮本百合子との実話。 2人のラブシーンにビックリ! 芳子と別れてから、百合子は宮本顕治と結婚。 波乱万丈な人生だったんですね。 主演・菜葉菜さんは「ヘブンズストーリー」から 大分変わって丸くなった印象を持ちました。 上映後、浜野佐知監督と菜葉菜さんが1Fのカフェスペースで お茶会しますって言ってたんだけど、 次の予定があり参加出来なくて残念。 いいよね、映画の後にお茶会って☆女子会っぽくて(笑)
スタッフ・キャスト
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