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絶対零度 ~未解決事件特命捜査~Special (2011)

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3.56 / 評価:9件

Season1と抱き合わせで楽しむべき作品

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2018年12月8日 16時51分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

 これはドラマスペシャルであって、映画みたいに単体で楽しむ作りには、最初からなってません。
 DVDとかで単品で入手できるから、映画に準ずる扱いでここに上がってるんでしょうが、普通の映画みたいにこれだけ単体で見てもそれなりに楽しめるだろう、とは思っちゃいけません。

 これは、ドラマのSeason2の放送が始まる直前に、Season1の総決算をやると同時に、Season2の出発点を整備するために放送された、両シーズンの接続のためのスペシャルドラマです。

 そういうわけで、Season1の総決算であるこのスペシャルをレビューするってことは、必然的に、Season1のドラマシリーズ全体をレビューすることになります。
 以下、そういう観点の話になりますけどご容赦。

 このSeason1、私は最初はただ上戸彩ちゃんが見たかったというだけで見始めましたが、見てるうちに、未解決事件というものが当事者に残す傷の深さというものをきちんと描こうとする姿勢が伝わってきて、すごくいいドラマだなと感じるようになりました。

 このスペシャルにしても、外国人女性に子供を産ませて売るビジネス、という設定は、ちょっと現実離れしていて、あんまり入り込めませんでしたが、子供が中学生ぐらいになって突然、自分は養女だったと知るとか、親が犯罪者だったとわかるとかいうことは、現実に十分ありうることなわけで、この養女の咲(高畑充希さん)の心情には、すごく共感しながら見ました。

 このスペシャルでの未解決事件の傷の深さは、最初の人身売買事件が未解決に終わったことで、子供が実の子でないことが露呈しないままでいた家族が、14年後になってこの事件が発覚したことで、子供がじつは金で買われた子であったことを知ってしまう、というところにあるわけですね。

 でも、率直にいって私は、このスペシャルは、Season1のドラマ本体よりはちょっとパワー不足かなという印象を持ちました。

 やはりこれは、1回で完結しなければならないスペシャルの弱みですね。
 Season1を見てない人でも一応話がわかるように作らないといけないから。

 鋭いプロファイリングで何度も事件解決のきっかけを作る高峰涼子(山口紗弥加さん)が、じつはまさにそのプロファイリングのせいで人を死なせてしまった過去を持つとか、主人公の桜木泉(上戸彩さん)が毎回資料室に泊まりこんで、寝ぐせや体臭のことでいつも同僚にからかわれているとかいうようなくだりは、シリーズだからこそ出せる味でしょう。
 このスペシャルにも出てくるバッティングセンターのシーンだって、それがどういう意味があるかは、ドラマも見ていて初めてわかるものだし。

 いろいろ難癖みたいなことを書きましたが、Season1とつなげて見てる分には、なかなか面白いし、涙を誘われるし、いいエピソードだと思います。

 余談ながら、このスペシャルに続けて放映されたSeason2は、法治国家では絶対あってはならない違法潜入捜査を美談扱いする無茶苦茶なストーリーで、とてもじゃないけど私は見るに耐えませんでした。上戸彩ちゃんも全然かわいくないし、いいとこなんにもない。「絶対零度」ののシリーズは、このスペシャルで命を終えました。そういう意味でも私にとっては記憶に残る作品です。

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