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東京オアシス (2011)

監督
松本佳奈
中村佳代
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  • みたログ 416

2.26 / 評価:210件

イントロが素晴らしいだけに残念

  • bar******** さん
  • 2017年12月19日 19時17分
  • 閲覧数 1149
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

東京オアシス。イントロがすごく抒情的で綺麗だなーと思った矢先、始まってみると「あれ? あれあれ?」と困惑させられ、どんどん面白さが尻すぼみになっていくめずらしい映画。

始まってからも景色がたびたび映し出されるが、景色はすごく上手に撮っている印象がある。一枚絵としての人物もそうだ。きっと写真家的な能力を持った監督なんだろう。人の表情や構図のはめ方も非常に上手だ。

ただ、映画とは音楽や文学と同じで時間芸術である。写真では何層にも積もった概念の味わいも、ある時間線の上では、平凡な時間概念に巻き込まれていく。単純にいえば「ストーリー」だ。始まりがあって、終わりがあって、それが統合されて一つの表現になる、そういった形式では、別種の能力が必要になる。そしてその作業が残念ながらあまり上手でない印象を受けた。

文学的才能と言っていいかもしれない。どうやって人物像を造形するのか。きっとそれは、写真の中に個性的なキャラクターを導入するのとはまったく別のアプローチなのだ。映画には時間概念がある。だから人物も動かざるを得ない。その「動き」を非常に覚束ない手で扱っているような印象だ。

イントロは非常に美しく、これは見る価値あり。そして現代写真チックな映像表現も楽しく見られると思う(ただし映画という地平での表現として見ると、それも平凡以下という厄介な映画である)。

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物語
配役
演出
映像
音楽

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