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東京オアシス (2011)

監督
松本佳奈
中村佳代
  • みたいムービー 119
  • みたログ 416

2.26 / 評価:210件

小説のような映画

  • miz******** さん
  • 2018年5月21日 23時41分
  • 閲覧数 1064
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

穏やかに、というか、本当に淡々と、ただひらすら平坦に続いていく映画でした。

物語、情景、台詞の棒読みにすら聞こえる会話。他の方々の言うように、たしかに映画としては面白いものではないかもしれない。つまらない人には、本当につまらない作品かもしれない。
起伏のない映画は、私も映画館で観ようとは思いませんし、ね。

ただ、なんとなく心が疲れたときに、何もしたくないけど何かしたいような曖昧な気分のときに、家でぼんやり、なんとなーく観る分には、とてもいい映画だと思いました。
映像と音楽が綺麗。
その中でおまけのように聞こえてくる言葉が心地良い。
熱烈な台詞はありません。切羽詰まったような必死な台詞も、涙を誘うような感動的な台詞もありません。
小説を読んでいるかのように退屈で、けれどストンと胸に落ちるトウコと3人の会話。

「今日は良い天気ですね」
「はい、そうですね」

みたいな、その場にいる人間と、なんとなく「他人じゃないフリ」をするために喋っているような、まるで中身のない会話。

だけどそれがとても人間らしくて。

ひとりだからこそ、ひとりでいたくない。

東京の喧騒の中で、そんな独り善がりな孤独を感じている人はたくさんいると思います。
この作品は、そんな人たちによりそってくれるような、自分自身を持て余している人たちを「たぶんくらいでちょうどいい」んじゃないかと緩ませてくれるような、そんなやさしい映画だったと、私は思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 切ない
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