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アメイジング・スパイダーマン (2012)

THE AMAZING SPIDER-MAN

監督
マーク・ウェブ
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3.44 / 評価:2,193件

”ライミ版1LOVE”が私の邪魔をする

  • すみちん さん
  • 2012年6月24日 20時38分
  • 閲覧数 1908
  • 役立ち度 62
    • 総合評価
    • ★★★★★

たぶんこういうファンの方、多いんじゃないかと。
ライミ版スパイダーマンが公開されたのが2002年。
CGで街を飛びまくるスパイディに胸高まったGW明け。

日本ですとアメコミファン以上に、
70年代後半に放映していた
東映特撮ドラマ「スパイダーマン」を
愛していた少年少女たちが、その残像を胸に
劇場に足を運んだような気もします。

かくいう私もその1人。
ドラマ放映当時、幼稚園児でしたが、
スパイダーマンがビルを翔け廻る姿にしびれまくり~!
(最後は巨大ロボがすべて解決してしまうのだが 笑)

加えてトビーの大ファン。
大好きなスパイダーマンを大好きなトビーが!
血圧上昇鼻血ブー。あの興奮が今でも忘れられません。


◆あぁ、恐ろしや“好き好き思い出”

そんな訳で、今作を観て自分でも分からないのが
「この作品が純粋に物足りないのか」
「ライミ版「1」が面白すぎたのか」。

“面白すぎ”なんて言ったら、「おいおいライミ信者w」と
笑われそうですが、いや、1は本当に好きなんです。

個人的にはシリーズものはなんでも「1」が好き。
大ヒット後と違って、配給会社や映画をイマイチ知らぬお偉方の
入れ知恵・注文が少ない分、妙な手垢がつかず、
監督本来の想いや遊びが反映され、生き生きしてるからかな。

今回メガホンを取ったマーク・ウェブ監督の「(500)日のサマー」が大好きです。
ご自身でも「スパイダーマンを僕が撮るなんて!」と当初驚かれていましたが、
「(500)日のサマー」が初の長編映画だったのに、よくぞここまでスパイディ色を
我のものにし、長編“大作”に仕上げたこと感心しています。

ただ、本当に申し訳ない。
“好き好き思い出”はシリーズものにとってはまさに「罪」。
そして、監督泣かせ。

今回も観ながら「ライミ版はもっとここはすごかった」とか、
「トビーだったらこうよね~」とか、ある意味、まっすぐ作品に向き合えず。
でも、裏を返せば「比べる面白さ」こそシリーズものの楽しみなのかもしれません。


◆こんなピーター(スパイディ)もアリ でも物足りないもの

正直、トビー降板のニュースは当時ショックでしたが、「ソーシャル・ネットワーク」で
アンドリューを観た時、「この繊細さはピーターでもイケる!」と確信しました。
悔しいけど、トビーとは違う悲しい目ができる人。

続編も今後あるようですが(エンドロール始まっても立たないで~!)、
このアメイジングシリーズはピーターの両親秘話が鍵となるようですね。

しかも、恋人がグウェンで、あのお父さんとの約束。
「娘を危険なことに巻き込むな」。
あぁ~、こりゃもうダチョウ倶楽部並みのフリ。
原作のことも考えると、今後は更に悲惨なことになる予感がします。

近年のアメコミ映画が映像の凄さ以上に「登場人物の負い目や葛藤、対人関係」に
重きを置いていますが、もちろんこのスパイダーマンにもその傾向が見られます。
原作でも、ライミ版でもピーターは悩みやすい。
もちろんアンドリューもその影が表現できそうで今後の期待も膨らみます。

しかし、いくつか今回物足りなさも。
ひとつは、伯父さんの死や言葉がオマケのようになってしまったこと。

そして、市民との関わりの少なさ。
これがもう少しあれば、最後のとある手助けももっと感動しただろうな~。
市民を巻き込んで大騒ぎ系の作品の場合、ヒーローやヒールが、
市民にどう思われているか、どう関わるかも大事な表現。

また、「スパイダーマン」という命名やスパイダーマンになってからの
ピーターの葛藤もやけにあっさり。コスチュームもあっという間に良質なものに。
でも、今回のコスチューム、足裏がすごいです。どこのスニーカーを縫ったのかと(笑
せっかくならwebシューター完成過程ももっと観たかった!

そして、コナーズ博士(リザード)は戦闘シーンよりも彼の想いに考えさせられました。
失ったものを再生させた時(夢が叶った時)、人は次の欲望に揺れ、
そしてまた叶えようとする。それが善になるか悪になるか…本当に紙一重です。


◆3D効果、特に驚きナシ

前半は途中からクリップオンメガネを上げて、
普通に2Dで観てしまいました(笑
3D作品に触れる度、毎度書いてますが明るさが段違い。
たぶん2Dでも充分にスピード感は楽しめると思います。
3D体験ならUSJのスパイダーマンに乗った方が良いです。


結局のところ一番好きなシーンは、学校のスタン・リー!
毎回出すぎwww
こういう演出と音の使い方、マーク監督最高ですわ。

ただ、音楽にこだわりのあるマーク監督は日本版のエンドロール曲
差し替えは知ってるんですかね~。
遠足と同じで「エンドロールが終わるまでが“その作品”」ですよ!

詳細評価

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