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アメイジング・スパイダーマン (2012)

THE AMAZING SPIDER-MAN

監督
マーク・ウェブ
  • みたいムービー 317
  • みたログ 4,079

3.44 / 評価:2,193件

真の姿を大切な人と共有できる喜び、力

  • バツイチ王子 さん
  • 2012年6月23日 20時04分
  • 閲覧数 2030
  • 役立ち度 68
    • 総合評価
    • ★★★★★

サム・ライミの「スパイダーマン」は傑作だ
冴えない男がパワーを手にいれ
苦難を越え成長していくストーリー
大胆なアクションとドラマ性にすっかり惚れた

ベンおじさんの“大いなる力には大いなる責任が伴う”
(With great power comes great responsibility.)という言葉は
SF史に残る名言とまで思う


それなのに新三部作を作るのか
傑作「500日のサマー」のマーク・ウェブ監督
「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールド
「ゾンビランド」「ラブ・アゲイン」のエマ・ストーン
好みのキャストが揃ったことで、期待と不安が50/50だ

さらに世界に先駆け日本で公開と
プロモーションに踊らされ、夜中の六本木ヒルズに足を運ぶ


うん、やはり面白い
手を抜いて欲しくない人間ドラマは顕在
それでいて前作との味付けの違いも楽しめた
主役の成長も心地よい
手堅いヒーロー映画だが、余韻を残す面白さだ


失踪した両親に代わり、伯父夫妻と暮らす高校生ピーター
同級生グウェンが気になるも、うだつが上がらない
父の失踪を調査し出入りしたオズコープ社で
クモに刺されたピーターはスパイダーマンとして覚醒する


まず、見どころは主役
アンドリューは前作T・マクガイアよりも男前で
SWのアナキン役H・クリステンセンを柔らかくした感じ
当初冴えないが好感持て、28歳ながら高校生らしい

コスチューム作ったり、数式提案したり
前作では体から出たスパイダーウェブを自作したり
今回のピーターは、より器用でスマートだ

ヒロインは賛否あるMJ、K・ダンストに代わり
土屋アンナ似のエマ・ストーン
「ラヴ・アゲイン」以来のお気に入りは、自立し芯あるグウェンを好演
タイトミニのすらっとした立ち姿に惚れ直す

ただ、彼らの恋は急すぎ
ワビサビ噛まさず、サクサク展開するのは味気ない
正体もあっさりバレる、というかバラすし
しかし、この美女が支える姿は
足手まといなだけのヒロインよりも気持ちがいい


ベンおじさんはマーティン・シーン
メイおばさんはサリー・フィールド
ピーターに影響を与える二人を名優が演じるも嬉しい
また、息子を救われた建設会社の人はトーマス・ハウエル
「アウトサイダー」のポニーボーイもいいオヤジだ


またピーターの気高さにも感動
お気に入りは、橋での車からの救助シーン
パニックに陥り動けない少年に対するピーター
ヒーローにふさわしい、心の通う本作一の名場面だ

不安、苦悩、愛情、葛藤、後悔
複雑な感情に揺さぶられ、成長していく心の機微
誰もが持つ感情、そこに共感させのめり込ませる


そしてスパイダーマンの売りと言えば個性あるヴィラン
今回は大トカゲ、リザード
正体は、父の旧友 オズコープ社のカート博士
例によってヴィランには同情すべき点があり
正義と悪の葛藤がドラマに厚みを持たせる

カート博士は「2」にDr.オクトパスの同僚として登場
また、オズボーンという男が関わっているようだが
「1」でグリーン・ゴブリンだったオズボーン社長か
前作ファンへのオマケが味わえたのはラッキー


肝心のアクションは、正直「1」の初観時には及ばない
3Dの恩恵も感じられなかった
それでも、スパイダーマンが都会を飛び回るスケール感は
爽快そのものだ

欲を言えば、リザードはもっと強烈でいい
力技のトカゲは、刺激がイマイチだ
また、友人との葛藤も本作にはない
ジャイアンな男フラッシュがキーマンかと期待したが残念だ


それにしても、本作のピーターは羨ましい

スパイダーマンは報われることばかりではない
現にグウェンの父は、スパイダーマンをアナーキストと切り捨てる
それでも、グウェンだけは自分の正体、苦しみを判ってくれる
その存在が、ピーターにとてつもない勇気をくれるのだ
かつて、自分にとってのそんな存在を失った者として、とても胸にしみた

秘密を共有することで、ピーターは孤独に苛まれず心を強く持てる
ピーターはきっと強く正しいヒーロー足り得るだろう


そしてエンドクレジット中、思わせぶりなシーンを挟む

伯父の敵、手首に★の男は?
オズボーン氏とは?
両親が失踪した真相、今どこに?

解決していない謎は、次回に持ち越しだ


まただ、いつもそうだ
アベンジャーズ、バッドマン、X-MENといい
アメコミ映画には、きっちり心を鷲掴みされる
超人たちの、人間らしい葛藤と成長が心地いいからだろうか

こうなると早くも続編に想いを馳せる
嬉しいな、お楽しみがこれからも続くのだから

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