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フライトナイト/恐怖の夜 (2011)

FRIGHT NIGHT

監督
クレイグ・ギレスピー
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  • みたログ 475

3.19 / 評価:200件

解説

『フォーン・ブース』のコリン・ファレルがヴァンパイアを演じ、トム・ホランド監督の『フライトナイト』をリメイクしたホラー映画。どこにでもいる平凡な高校生とヴァンパイアの壮絶な戦いを描く。無謀な戦いに挑む主人公を、『ターミネーター4』のアントン・イェルチンが熱演し、その母親を『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレットが好演する。ド迫力の戦闘シーンと共に、女性をとりこにするヴァンパイアの魅力も堪能したい。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

高校生のチャーリー(アントン・イェルチン)は、母親(トニ・コレット)とラスベガス郊外の街で平和に暮らしていた。ところがある日、彼らの家の隣にジェリー(コリン・ファレル)が引っ越してきてから、失踪(しっそう)者の数が増え始める。チャーリーの友人エド(クリストファー・ミンツ=プラッセ)は、ジェリーがヴァンパイアだと主張し……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
(C)2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

「フライトナイト 恐怖の夜」VFXは派手で3Dも楽しいが、オリジナルにあった不安感や切なさはきれいに払拭

 これは、かつてオリジナルを見て心を痛めた少年が「もしこうだったらよかったのに」と思って作ったリメイクなのだろうか。

 オリジナルでは、主人公のガールフレンドは隣に住む性的経験豊富な吸血鬼に無意識のうちに心惹かれるばかりか関係を持ち、主人公の母親は彼とは別世界に住み、主人公が愛するホラー番組のホストは実は臆病者で、クラスメイトの孤独なオタク少年は切ない決意をする。そして主人公は最後に、隣家の怪事件よりもガールフレンドとのセックスを優先する大人に成長する。オリジナルは、そんな誰もが思春期に抱く恐れと不安、心痛む出来事がたっぷり盛り込まれ、しかもそれを観客が笑えるようにコミカルに描いていたから、愛され続ける映画になったのだ。

 しかしこのリメイクでは、ガールフレンドも母も隣人に惹かれることなく、最初から主人公の味方。落ちぶれたホラー番組のホストは、ラスベガスの人気イリュージョニストに現代化され、吸血鬼退治には個人的な動機で参加する。オタク少年は孤独ではなく、かつて主人公を含む仲良しトリオだったという設定。オリジナルにあった不安感や切なさはきれいに払拭されていて、そこで冒頭のような仮説に至った次第。その分、VFXは派手だし、飛び出る3Dも楽しいのだが。

 今、ホラー映画をアップデートするとはどういうことなのか。リメイクとは何なのか。そんなことを考えさせてくれる。(平沢薫)

映画.com(外部リンク)

2011年12月29日 更新

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