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聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実- (2011)

監督
成島出
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3.48 / 評価:967件

本作による山本五十六性善説は一種の踏み絵

  • sol***** さん
  • 2021年1月16日 20時17分
  • 閲覧数 327
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

これだけの思慮と賢慮さを見せられては戦記物をちょこっと齧った程度の半可通(←俺)はコロッと「山本五十六さんは素晴らしい方だったんだなぁ…」と思わされてしまう。

原作やこの映画の脚本にどれほどの虚飾がなされているか知りようもないが、率直な視聴感は実は悪くなかった。
それは先の大戦における大日本帝国軍人の中には目を三角にしたイケイケの好戦派ばかりではなく、大局的に世界情勢を見渡し論理的に賢明な判断を下すことのできる人間もいたのだ、という側面に触れることが出来たからでもあろう。

この映画の監督:成島出さんには過去作からネガな印象が優勢になっていたが、本作は全然悪くないどころかバランス良好と感じてしまったのだから、やはり個別に見てみなきゃ迂闊なことは言えないね。

とはいえ米国側の人間描写が殆どないなど、あくまで山本五十六テーマの映画なのでその点でバランスを欠いていると見做す人も当然出てくるだろう。
そして現代において極右的姿勢に傾いている人たちにとってもジリジリ歯噛みするような場面があるのかもしれない。
その点では本作は一種の踏み絵になるとも言えそう。

3.3の三ツ星


新聞社の報道姿勢がサブテーマのように並行描写されていたが、この当時は明らかに報道が先にあり、その扇動に煽られたイケイケ好戦派国民の声を笠に着て、さらなるプロパガンダ的偏向報道が推進された。という様子が伺える。
原題ではネットSNSなど自由な個人の意見が力を得ているようでいて、実はそれもまた情報を強く操作できる「声のデカい」側の恣意的意見に扇動されているに過ぎない、という場合も少なくないような気がする。

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