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君へ。 (2011)

監督
西村晋也
  • みたいムービー 11
  • みたログ 25

3.27 / 評価:22件

失踪の動機に共感できない

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2017年8月7日 13時03分
  • 閲覧数 860
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 あらゆるシーンの、出演者の動作、台詞の間合い、画面構図などが、ひとつひとつ、意味を持たされているのが歴然とわかりすぎて、かえって作為的に感じてしまい、物語に入り込めませんでした。

 それを度外視しても、小夜子の失踪の理由が理解できないのも、入り込めないもうひとつの理由でした。
 いや、物語上の失踪の理由は、いろんなシーンにちゃんと暗示されています。母親と別れる最後に「いい子にしてたら一緒に蛍を見に行く」と約束したシーン。晃治と蛍を見に行った時に小夜子が「約束したから泣かない」と言い張るシーン。小夜子と晃治が寺で最後に会った時、晃治の誕生日に蛍を見に行こうという小夜子に、むしろ原宿へ遊びに行こうと誘う晃治、それに知らんぷりをして、晃治に見えないように手を振って去って行く小夜子。

 作者が言いたいことは、把握はできます。でも、理解はできません。自分が生涯よりそって生きていきたいと思うほど好きな相手が、自分の心の傷をまるで理解してくれない。そんな体験を持つ人は、世の中に無数にいると思いますが、そこから「失踪する」という発想へいく人は、まずいないんじゃないでしょうか。晃治に悪意がない(晃治なりに精一杯やっている)のは明白なんだから、わかってもらえるまで待つという方向になぜ考えない。

 もちろん、人によって感じ方は違うでしょう。あくまで私はそう感じた、というまで。

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