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ダークナイト ライジング (2012)

THE DARK KNIGHT RISES

監督
クリストファー・ノーラン
  • みたいムービー 795
  • みたログ 6,622

4.11 / 評価:4164件

全ての物語が繋がり、伝説が壮絶に終わる。

  • 絶対の客人 さん
  • 2012年7月28日 2時58分
  • 閲覧数 1377
  • 役立ち度 181
    • 総合評価
    • ★★★★★

闇の騎士<ダークナイト>の【誕生<BEGIN>】
【転落<FALL>】そして【再生<RISE>】へ…

物語は順を追って流れていくように見せながら、
この【再生】の物語は、【誕生】と【転落】
その過去が絶妙に絡み合い、真実を導いてゆく。


あくまで【誕生】と【転落】の物語の上に、
この【再生】のを描いた今作が成り立っているため、残念ながら、
その両作品を観ていないと、おそらくはついて行けなくなるだろう。

その物語は最初から最後まで<ハービー・デント>の輝かしい功績と、
<ラーズ・アル・グール>の信念によって支配されているものの、
その物語が過去の作品の二番煎じになっていない点が素晴らしい。


物語にはオープニングから次々と伏線が張られ、その伏線の謎が中盤以降で次々と明らかになり、
終盤に入るとその一つに結実したはず伏線に、思いもよらなかった別の一面が顔を覗かせる。

空を飛ぶ飛行機の中で『ベイン(トム・ハーディー)』が拉致した教授。
このベインの行動の真相と教授の正体とは?

そして女怪盗『セリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)』が盗んだ
『ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)』のあるモノ。
彼女は誰に雇われ、なぜそれを盗み、それがどのように使用されようとしているのか?

そしてさらにその伏線は【誕生】の物語にまで遡り、
『ラーズ・アル・グール』のとある言葉を回想させる。
その言葉が受け継ぎ、繋げる真実とは?

…などなど、この物語にはこれまでのノーラン作品と同様の…いや、
シリーズとの繋がりを取り入れそれを明確にしたことで、これまで以上に緻密で精巧なノーランマジックが、
オープニングからラストのワンシーンに至るまで、所狭しと散りばめられている。


そして人間の心理を描くのが上手いノーラン監督ならではの描写もさることながら、
観るものをアッと驚かせるストーリー的演出、そして今作でさらに激しくなった戦闘シーン…全て圧巻!

特に今作で初登場となる新兵器<バット>と、<タンブラー>、
そして<バットポッド>が入り乱れる戦闘シーンは、そんじょそこらのSF映画が霞んで見えるほど、
迫力があって見応えがある、今までのノーラン作品では観ることができなかった迫力の演出。
(あの<バット>も<タンブラー>同様に実際に作って飛ばしてるんでしょうか?気になります!)


キャストも素晴らしい。
シリーズを通して登場するキャストははもちろん、【インセプション】からの参加となる…
『ベイン』役の『トム・ハーディー』
ゴードンの部下、警官『ブレイク』役の『ジョセフ・ゴードン=レヴィット』
ウェイン産業のクリーンエネルギー開発に興味を示す投資家『ミランダ』役の『マリオン・コティヤール』

そして今作がノーラン作品初参加となる『セリーナ・カイル』役の『アン・ハサウェイ』に、
影ながらこのシリーズをひっそりと支え続ける『クレイン』役の『キリアン・マーフィー』

【バットマン・ビギンズ】からは『ラーズ・アル・グール』を演じた<あの人>も、
この壮絶なラストのために登場し、回想だけではなく、新規に演じてくれています。


一つだけ残念だった点は、カイルがウェインの指紋と引き換えにある組織に要求した<ブツ>
それを持っているはずの組織の幹部と、それを渡せと迫るカイルとの会話が、
あからさまにその<ブツ>の、物凄く丁寧な解説になってしまっていたいたこと。

これもまた、逆の意味で、今までのノーラン作品では観られなかった演出。ちょっと残念でした。


そしてラスト…シリーズの、そして監督の大ファンです。当然泣きました。
そしていかにも続きがあるような終わり方。なのでそれにはぜひ期待したい!
期待したいが、正直パンフのインタビュー記事を見ると、その可能性は薄いような気もします。

仮にあったとしても監督はノーランじゃないような気もするし、もしそうなったら、
その期待が100%だったとして、少なくとも30%までは落ちる。正直観たいとは、あまり思わないかな。

それよりもノーラン監督には、このシリーズに一区切りつけ、
【フォロウィング】や【メメント】、そして【インセプション】のような、
監督オリジナルの独創的な作品に力を注いでもらいたいと思う今日この頃。


この164分の長丁場、全く眠くならず、最初から最後まで満足しっぱなし!
一部不満はあっても、とにかく素晴らしい傑作でした!


余談

今回、最後ということで<IMAX>で鑑賞させていただきました。
その<IMAX>のスクリーンで、【ホビット】の予告編が観れたのは嬉しかった。

早く観たい!

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