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50/50 フィフティ・フィフティ (2011)

50/50

監督
ジョナサン・レヴィン
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3.85 / 評価:828件

解説

ガンで余命わずかと宣告された青年の葛藤(かっとう)と周囲の人々の姿を、笑いと涙を交えてつづるハートフル・ドラマ。コメディー俳優セス・ローゲンの親友で、ガンを克服した脚本家ウィル・ライザーの実話を基に、シリアスになりがちな闘病記を新鋭ジョナサン・レヴィン監督がユーモラスに描き出す。迫り来る死を意識しながら病魔と闘う主人公を、『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが好演し、彼の親友をセス・ローゲンが演じる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

酒もタバコもやらない陽気な青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は27歳でガンを患い、5年の生存率は50パーセントと宣告される。職場の同僚や恋人、家族が病気を気遣い神経質になっていく中、悪友カイル(セス・ローゲン)だけはいつも通りに接してくれていた。何とかガンを笑い飛ばそうとするアダムだったが、刻々と悪化していく病状に動揺を隠せなくなってしまう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2011 IWC Productions, LLC
(C)2011 IWC Productions, LLC

「50/50 フィフティ・フィフティ」ジョセフ・ゴードン=レビットの軽やかな姿が清々しい

 派手さはないが、とことん愉快で、しみじみとした情味を感じさせるハートフルコメディだ。それというのも、主演のジョセフ・ゴードン=レビットが「(500)日のサマー」同様に、圧巻の輝きを放っているからだ。彼が演じるのは、生存確率50%のがんに冒されたにもかかわらず、なるべく周囲に迷惑をかけまいと振る舞う27歳の青年アダム。いつも沈着冷静に行動し、悲愴感など微塵も感じさせないが、闘病をせざるをえない事実を重く受け止め、淡々と治療に向かっている。メインプロットは見るからに気が重そうながん闘病記だが、この主人公の軽やかな姿はとても清々しく、魅力満点だ。

 物語はドラマとコメディが絶妙に配合されており、全編にちりばめられたユーモアとペーソスが、深い感動を生む導火線になる。特に抜群のユーモアを注入するのが、アダムを笑わせて励ます親友カイル(セス・ローゲン)だ。彼の言動も無神経そうに見えてコメディ色が濃いが、実はアダムへの深い思いやりに満ちた内容ばかり。製作者兼任のローゲンは、ジャド・アパトー監督の難病ものコメディ「ファニー・ピープル」(2009)でもアダム・サンドラー演じる主人公の親友役で、ユーモアを注入していた。

 そして「不幸を治す薬は、ただもう希望よりほかにない」というシェイクスピアの金言の通り、アダムの人生に光を差し込むのが、新米セラピストのキャサリン(アナ・ケンドリック)とのロマンス。スキンヘッドに一度剃られた彼の髪が伸びたころ、交わされる微笑み。その後の熱いキスを暗示するかのような抑制されたラストシーンが、深い余韻を残す。(サトウムツオ)

映画.com(外部リンク)

2011年11月24日 更新

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