ここから本文です

人生はビギナーズ (2010)

BEGINNERS

監督
マイク・ミルズ
  • みたいムービー 289
  • みたログ 1,183

3.45 / 評価:477件

良作

  • cinemama47 さん
  • 2014年3月1日 6時06分
  • 閲覧数 866
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

良い映画だったな…。

卑小で猥雑な自己を開示することはとんでもなく怖い事だが、よりにもよって白人中流社会でゲイのカミングアウトだなんて・・・。
まして78歳のゲイのカミングアウトだなんて・・・・。
美術史家としてこれまで営々と培ってきた何もかもを失いかねない、とんでもなく怖いこと。
自分はゲイであるなどということは「秘密」として棺桶に封印するのが、まともな人間の選択だ。
敢えてそのようなことをしたのは、人生の一歩が踏み出せずに立ち止まる息子へのエールだろう。

父親に生への執着はない。
淡々と医学的な事実を受け入れる。

そして父親は、人生に戸惑い躊躇い自信を持てない息子への生き方の見本となることを開始する。
限りある時間だからこそ、徹底した人生の謳歌に費やす。
あえて、同性の若い恋人を作る。
あえて、自分はなくなれば処分にも困るような本や植物を買い漁る。
ゲイの仲間と花火遊びに興じ、夜を徹して遊ぶ。
最愛の息子よ、こんなふうに生きてもいいんだよと・・・。
最初の一歩を踏み出してごらんと。
卑小で猥雑な自分を許し愛してくれた妻への、そしてその息子への、心からの愛情ではないのか。

恋愛の失敗続きですでに40歳を目前にした息子の前に、これまた傷つきながらも人生を歩む知的で可愛らしい女性が現れる。
そして二人はためらいながら、迷いながら、一緒に歩いて行こうとする。

繊細な映画を、繊細に丁寧に演じた俳優たちが、どれもいい。
こういう映画も良いなあ…と思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 勇敢
  • 知的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ