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アルマジロ (2010)

ARMADILLO

監督
ヤヌス・メッツ
  • みたいムービー 57
  • みたログ 71

3.20 / 評価:30件

戦闘の積み重ねが戦争

  • joz******** さん
  • 2013年8月31日 15時40分
  • 閲覧数 1694
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

・・・・・・っということで、レンタルで観た。

平和維持の任務でアフガンに6ヶ月間派遣されたデンマーク兵たちの、家族から別れるところから帰国するまでの記録である。

フィクションの臭いを嗅ぎつける鑑賞者もいるようだけれど、完全なドキュメンタリー映画である。

ただ、膨大なフィルムの中から狙った映像を繋ぎ合わせて映画っぽく仕上げただけで、ドキュメンタリー映画の本質からなんら外れていない。

製作者がある主張あるいはある意図の下に編集する訳だから、狙う効果はフィクションと何んら変わらない。

では、映画としての出来はどうだったかというと、マアマアだと言わざるを得ない。

この映画を観て、戦争の本質を初めて知ったとか、戦争は怖いものだという感想を持つ人もいるだろうけれど、ぼくは「こんなもんだ」としか思わなかった。

敵であるタリバンは民間人と区別が付かない。

唯一の判定方法は、撃って来たらタリバンだとするしかない。

この映画の後半の部分で、ようやく戦闘らしい戦闘場面が登場する。

撃ってきたから撃った。

そして、日ごろのストレスを敵にぶつけた。

相手が負傷していようが死んでいようが関係ない。

30~40発の弾を撃ち込んでやったと誇らしげに語る兵士。

ゲームと違うのは、全身泥だらけ、汗まみれ、恐怖、疲労を全身で感じ、撃たれたら死ぬかも知れないということだけだ。

これは究極の冒険かも知れない。

だから、殆どの兵士たちがまたアフガンに行きたいと言うのだろう。

大義名分なんて彼らには関係ない。

・・・・・・

どの戦争も汚くて、悲惨で、残酷なものだ。

戦争の本質を手っ取り早く知るためには前線に行くのが一番だ。

人と人との殺し合いが戦闘であり、戦闘の積み重ねが戦争である。

そういう意味で、カメラを戦場に持ち込むことは有意義な手法なのである。

この映画のように。

キャパのように、山本美香さんのように。

詳細評価

物語
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演出
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音楽

イメージワード

  • 切ない
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