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アルマジロ (2010)

ARMADILLO

監督
ヤヌス・メッツ
  • みたいムービー 57
  • みたログ 71

3.20 / 評価:30件

正義を勘違いしてる先進国の兵士達

  • dsx******** さん
  • 2013年7月29日 0時45分
  • 閲覧数 2235
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

このドキュメント映画は反戦とも受けとれるし、ただの兵士達の戦地でのありのままを映しただけにも受け取れる。どの作品もそうだが観る人の感性次第。

今の多くの若い人達は戦争ゲームや戦争映画等のキャンペーンの影響で見事なまで麻痺してしまった人が多い。否定する人に限って戦争映画好きだったりゲームをやってる人ばかりだ。

今の若い兵士達は戦争の本質を全く知ろうとも見ようともせず、ただ銃を撃ってみたい、経験してみたいってそんな軽い理由で志願する。ドキュメント映像内で戦地に志願した大分若い青年の家族会議で心配する家族に向けて冒険なんだと言う。その彼は戦地に着いて早々に早く実践したい雑用をしながら愚痴をこぼす。そして休憩時間で戦争ゲームをやりながら汚い言葉を使い罵り合ってる兵士達。

現地の人は本当に貧しくその日を生きてくのがやっとな上に非常に貴重な牛などの家畜を兵士達の誤爆などで失っている。パトロールと言い、種を蒔いたばかりの畑を知らずにただ踏み荒らす。その上誤射で母や娘を殺す。文句を言ってもマニュアル通りのありきたりな言葉や言い訳しかしない平和活動の為に来た兵士達。

ドキュメント中で現地人に協力を申し出た兵士に向かって、デンマーク兵もタリバン兵も来ても撃つだけうって帰ってしまうだろ。と言ってる現地の人がいるが、現地の人からしたらタリバン兵も平和活動で来たという兵士達も迷惑極まりない輩にしか映ってないのだ。

兵士が誤射で小さい女の子を殺してしまった時に仲間の兵士はニュースの中では多くの人が毎日亡くなってる。気にする事じゃない。俺達は正しい事をしているんだよ。と励ましてるが正に正義を勘違いした若者ならではの台詞だ。

このドキュメント映画は観た人の視線によって多くのメッセージが散りばめられてる気がする。

今アメリカを筆頭にテロとの戦いという軍需産業や一部の実権を持った輩達によって作られた戦争により多くの貧しい国や場所で先進国の多国籍からなる兵士達が正義という偏った大義の為に派遣されている。何よりその大義の為に多くの現地の人達が1番深く、そして多く犠牲になってる事を改めて感じた。

ただし、あくまでもこのドキュメントは軍に許可を取ってとの事なので撮影後に軍によって都合が悪い部分は取り除かれてるのが妥当な考えであるから、そういった現地の声の映像はだいぶ少ない。

帰国した時の映像もあるが派遣された兵士達には帰る場所があるし温かく迎えてくれる家族や友人や恋人がいるのだ。何処も破壊された箇所もなく綺麗な街や快適に過ごせる家すらも。
現地の人達は昔から貧しい生活だったが多国籍軍が来てから更に荒らすだけ荒し帰って行く。現地の人が文句を言えば軽々しく平和の為だと相手を宥め、ドキュメント内でも写ってるが家や財産そして家族までも誤射で殺してしまった場合も先進国では少額な現金を渡すだけなのだ。 正義?平和の為?

今日本の自民党も憲法改正をしこの意味も理由もなくなった大義の為に戦争が出来る国にしようとしている。支持するという事は住んでる街や家族、恋人、友達、住んでる家が戦火によって失っても良いという事だろう。戦争は映画やゲームとは全く違う事を知るべきだ。
いかなる理由であっても戦争に正義等存在はしない。

長文失礼しました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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