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009 RE:CYBORG
2012年10月27日公開

009 RE:CYBORG

1032012年10月27日公開

逆神彰

2.0

映像等はいいが単純に面白くない

10年代前半の国産フルCGアニメ映画として申し分ない映像のクオリティで特に009の加速装置の演出を筆頭にアクションシーンは素晴らしいです。 声優陣もタレントを使ったりせず有名どころでまとめていますし 川井憲次さんの手がける音楽も良いです。 キャラクターデザインの現代風アレンジは個人的にはあまり気になりませんでした。変えすぎて元ネタが誰か分からない、というようなものではないしちゃんとカッコいい。 しかしシナリオが面白くない。 原作萬画からしてちょっと難しいというか箱庭的な話が多いのは事実ですがそうじゃない話もありますし何より当時とはもう時代が違う。 2012年にもなって散々使い古された「セカイ系」の話を持って来られても反応に困るわけでこれが久々のアニメ化ですと言われても全く嬉しくない。 しかもストーリーはあまりにも婉曲表現が多く難解で、それでいてラストはシンプルな一本道のため後から伏線に気付いても「だから何?」としかならない。 ゼロゼロナンバーズ以外のキャラがどうなったかもはっきりとは語られない。 要するに「なんか無駄に思わせぶりなこと言ってるけどそのまま煙に巻いて終わるだけで真相が分かったところでそれで面白くなるわけでもない」典型的なセカイ系アニメです。 久しぶりのアニメ化、劇場作品ならもっとシンプルにエンタメ重視の作風にすべきだったんじゃないかな、と思います。

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